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第18話

<18>
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2021/05/19 09:00 更新
□side

□「ま、増田さん!?」

▽「何が酷いって?」

♡「あんたが慶ちゃんのことしばらく無視してることが酷いの!」

□「しーゆうくんそんなこと言っちゃダメだよ、この人は偉い人なんだから」

〇「なら余計ダメじゃない?人を無視するなんて」

□「シゲくんもそんなこと言っちゃダメだよ」

▽「そうだな、悪かったよ」

□「えっ?」

▽「で、話はなんだ?」

□「えっ?」

▽「用があって話しかけたんじゃないのか?」

□「……でもまたダサイって壊されちゃうし」

♡「これだよ、これを渡そうとしてたの」

□「あっちょっと!」

ゆうくんは増田さんにネックレスを渡した

▽「これ……俺の名前の入った十字架のネックレス……」

□「いらないならいいよ、無理してつけなくてもいいし受け取らなくてもいい」

▽「いや、大事にする」

〇「これ実は慶ちゃんとお揃いだよ!」

▽「えっ?そんなお金あったのか?」

□「ほんとは増田さんのだけ買うつもりだったんだけど、店の人がお詫びって言って俺の分も作ってくれた」

▽「そうか、ありがとな!」

□「ううん、ダサくてごめん……」

▽「全然ダサくないよ、前のも今のも」

▽「前は裏切られた気分でつい思ってもないことを言ってしまっただけで、あのネックレスもかっこよかったよ」

▽「そういえば2人の家族は?」

♡「いないよ」

〇「僕とゆうだけ」

□「2人は兄弟だったんだね」

♡「うん!」

▽「んーもうすぐここから出れるけど……」

♡「やだ!ここにいる」

〇「ここならただで食べ物がもらえるし寝る場所もあるからここがいい」

▽「やっぱそうだよな」

□「俺みたいにここで暮らせない?」

▽「そうするか」

▽「2人とも王宮で暮らしなよ、ここよりふわふわのベットに豪華なご馳走だよ」

♡「いいの?」

▽「もちろん!」

2人もここで暮らすことになった

あれから年が経ち

俺が25のとき増田さんは俺と結婚して、シゲくんとゆうくんは俺たちの子として養子に迎え入れ正式な家族になった

王宮は毎日賑やかだった

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