【厨房】
厨房に入ると、沢山の空瓶が目に入った
軽く話していると、鬱陶しいカーソルが割り込んでくる
そう言ってモノモニターが送信してきたのは、長い長い、PDF化された文書だった
内容は『この薬はかつて行われていたカムプロの研究資料を盗み出して絶望達が行った粗悪な研究の副産物であり、天才達の才能を増強する効果があると判明。過剰摂取すると才能によっては暴走のリスクがあるが、現状それ以外の危険性は確認されていない。だがしかし、この研究は私の研究の役に立たないし一切の関係が無い。貴公らは彼らの研究成果が私の研究に役立つことを代価にこの調査を依頼してきたが、貴公らが私の求めるものは出せないのなら、以降はこんなものの調査のために私の手を煩わせないで欲しい』と言った旨の若干怒りのこもった報告書だった。
それ以外の文章は、科学的な何かとかそういうのがびっしり書いてあって、理解は出来なかったので読み飛ばす。こういう時、佐原さんがいたら教えてくれたのだろうか。
そう思いながら文書に目を通し続けていると、最後に衝撃的な文字が乗っていた
『四千九百七十七年 この調査結果を報告する。佐原凛』
突然出てきた彼女の名前に、メテアは…俺は動揺を隠せなかった
困惑する俺達に対して、モノモニターは適当な返事を返して消えた。
いつもよりやけに早口。でも、ツッコむ気にはなれなかった
コトダマ【薬について】を獲得
そう思って足を動かすと、何かが当たった音がした
雑な受け答えをしながら、蹴ったであろうものを拾う
…これ、確か地下にもあったヤツ。あれには茶子さんの歌が記録されてたんだよな。じゃあこれは…そう思っていると、みぞれもんに録音機を取られ、みぞれもんが再生ボタンを押したそうな顔をしていた
みぞれもんが録音機に記録された音声を流すと、またもうこの世に居ない人の声がした
ドサッっと、鈍い音がする
……ここで音声は途絶えた
そう言ってみぞれもんが駆け足で厨房から出ようとすると、何かを踏んだらしく、ツルっと滑ってコケた
みぞれもんの足元に視線を向けると、アルミホイルの箱があった
アルミホイルの箱を拾う。…このアルミホイルの箱、軽すぎやしないか
そう思ってチラ見すると、アルミホイルがむしり取られた残骸しか残っていなかった
…一応覚えておこう
コトダマ【アルミホイル】を獲得
…次はどこに行こうか
アンケート
どこに行く?
熊鳥善の部屋
32%
家門卓の部屋
40%
地下室-恋占いの部屋
29%
投票数: 111票
…メテア達は、次の捜査場所に移動した






















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!