第28話

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2025/08/19 18:19 更新
10月上旬 夜の風が肌寒くなる頃だった



私はベランダでウンソクさんを待っている



しばらくして扉が開く音が聞こえた

ウンソク
ウンソク
おまたs…って
ウンソク
ウンソク
なんでそんな格好なの?これ着な
(なまえ)
あなた
大丈夫だよ、平気
ウンソク
ウンソク
だめ、あなたが風邪ひくの俺が嫌だから
(なまえ)
あなた
……ぁりがと
ウンソク
ウンソク
ん、あとこれ飲みな
そう言ってホットコーヒーを渡してくれる



この瞬間だけでも私が好きなウンソクさんがいっぱい詰まっていて



正直息が詰まりそうなくらい苦しかった
(なまえ)
あなた
時間って楽しいとほんと一瞬なんだね
ウンソク
ウンソク
うん、そーだね
(なまえ)
あなた
もうここに来て半年が経っちゃうよㅎ
(なまえ)
あなた
私ねおばあちゃんがいなくなってからこの先私に楽しい時間なんて来ないって思ってた
(なまえ)
あなた
だからすごく感謝してるの、ウンソクさんありがとう。私をここに連れて来てくれて
ウンソク
ウンソク
……うん
(なまえ)
あなた
ウンソクさん
ウンソク
ウンソク
ん?
(なまえ)
あなた
覚えてる?私達が初めて会ったあの日
ウンソク
ウンソク
うん、ずっと覚えてる
(なまえ)
あなた
あの日ね私余命宣告受けたんだ、笑
ウンソク
ウンソク
…? 俺、冗談とか好きじゃないんだけど
(なまえ)
あなた
あと2年だって、言われたの
(なまえ)
あなた
ごめんね ほんとはウンソクさんの誘い断るべきだった
(なまえ)
あなた
でも私ウンソクさんの言葉を信じたら幸せになれる気がしてキラキラした未来が見えたから黙ってた着いてきちゃった、
ウンソク
ウンソク
えっ…? ほんとなの?嘘でしょ?ㅎ
(なまえ)
あなた
……
真っ直ぐな瞳で見つめてくるウンソクさんの目を私は見ることが出来なかった
ウンソク
ウンソク
お願いだから。
ウンソク
ウンソク
ねえ、嘘って言って。
(なまえ)
あなた
…ごめん
(なまえ)
あなた
上手く隠してたつもりだったんだけどねㅎ最近体調が優れなくてそれに気づいたしょうたろうさんが一緒に病院に行ってくれたの
(なまえ)
あなた
病院の先生にね頑張って後1年半だって言われたよㅎ
ウンソク
ウンソク
……嘘
(なまえ)
あなた
それで今治療するかどうか決めなきゃいけなくて
(なまえ)
あなた
ウンソクさんにはちゃんと自分の口から伝えなきゃって
ウンソク
ウンソク
…するよね?もちろんするんでしょ?治療
(なまえ)
あなた
……
(なまえ)
あなた
しない
ウンソク
ウンソク
…な、んで
ウンソク
ウンソク
やだよ俺あなたがいなくなるなんて
(なまえ)
あなた
わたし、ウンソクさんがすき
ウンソク
ウンソク
おれもすきだよ
(なまえ)
あなた
ウンソクさんの好きとは違うよ、一人の男の子としてすきなの!
(なまえ)
あなた
恋愛禁止なのに好きになっちゃった、ㅎ
ウンソク
ウンソク
…rも
ウンソク
ウンソク
俺もあなたのこと一人の女性として好き
ウンソク
ウンソク
初めて会ったあの日からずっと
ウンソク
ウンソク
俺の中はあなたでいっぱいだった
(なまえ)
あなた
…えっほんとなの?
ウンソク
ウンソク
うん、ほんと
ウンソク
ウンソク
だからこそあなたには笑っててほしいし美味しいご飯いっぱい食べてよく寝て幸せでいてほしい。風邪なんて引いて欲しくない。あわよくばずっと俺の傍にいてほしい
(なまえ)
あなた
ウンソクさん…
ウンソク
ウンソク
もう1回考え直そう
ウンソク
ウンソク
お願い、治療するって言って。
(なまえ)
あなた
……
(なまえ)
あなた
わたし、治療してみんなと離れ離れの生活を送りたくない
(なまえ)
あなた
どーせ死ぬのあと少しで
(なまえ)
あなた
なら病院で寝てるより頑張れるとこまで頑張りたい
(なまえ)
あなた
ごめんね、もう決めたんだ
この意思が変わることはないよ
ウンソク
ウンソク
……
(なまえ)
あなた
誰よりも近くでウンソクさんを好きでいたいの
ウンソク
ウンソク
だったら!これからはたろひょんじゃなくて俺を頼って
ウンソク
ウンソク
辛い時も苦しい時も、もちろん楽しい時も一番に俺の所に来て
ウンソク
ウンソク
俺を一番に想っててほしい
ウンソクさんなりの優しさだった


少し不器用だけど私にとってはそれが心地良かった
(なまえ)
あなた
…ふふっ
ウンソク
ウンソク
なに
(なまえ)
あなた
ウンソクさんってこんなに独占欲強いんだ~って思ってㅎ
ウンソク
ウンソク
元から俺はこんなだし
ウンソク
ウンソク
ずっと俺、妬いてたんだけど
(なまえ)
あなた
え〜そうだったの?ㅎㅎ
ウンソク
ウンソク
これからはみんなに触られるの禁止だからね
(なまえ)
あなた
無理だよ〜 だってあのみんなだよ?ㅋㅋ
ウンソク
ウンソク
無理なものは無理
(なまえ)
あなた
ふふっ ありがとう。ウンソクさん

ウンソクさんは"ありがとう"そう言った私に



"やっとあなたに触れられる"と軽いキスを落とした

















どれくらいの時間がたっただろう



ウンソクさんが注いでくれたコーヒーは冷めている


























ウンソクさんだけじゃない。私にとってはみんなが宝物



自分の口から言わなきゃなちゃんと。


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