第32話

#29
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2026/06/27 08:50 更新
【第四章前編:お母さんとの対決】


あなたが少し震える指先でスマホの画面をタップすると、そこにはメッセージの通知が1件だけ届いていた。



表示されているのは『お母さん』の文字。



あなたはゴクリと唾を飲み込み、
覚悟を決めてその画面を開いた。
『勝手に人の家に行くなんて何考えてるの!? 近所迷惑でしょ、今すぐ帰ってきなさい。男の人ももういないから』



文章の端々から伝わってくる、ヒステリックで、
だけどどこか自分を「厄介者」としてしか
扱っていないような冷たい空気。


男の人がいないから帰ってこいという、
あまりにも身勝手な理由に、
あなたの小さな肩がピクッと強張った。
リオラ
あなたのリオラから呼ばれる名前、どうした?
隣で覗き込んできたリオラが、
その画面を見た瞬間、
顔を険しくして奥歯を噛み締めた。
リオラ
何が今すぐ帰ってきなさいだよ……。飯も作らないで放置してた癖に、都合が良すぎるだろ
リオラのお母さん
リオラ、あなたちゃん、そのメッセージ、おばさんにも見せてもらっていい?
リビングから近づいてきたリオラのお母さんが、
あなたのスマホをそっと覗き込む。


そして、優しくあなたの背中に手を添えた。
リオラのお母さん
あなたちゃん、怖がらなくて大丈夫よ。
リオラのお母さん
あちらから連絡が来たならちょうどいいわ
リオラのお母さん
大人の私がちゃんとついて行くから、今日、お母様としっかりお話ししましょう
(なまえ)
あなた
おばさん……。リオラ……
あなたはスマホをぎゅっと胸に抱きしめ、
深く息を吸い込んだ。


もし一人だったら、
このメッセージを見た瞬間に恐怖で泣き崩れて、
あの冷え切った家に
トコトコと戻っていたかもしれない。


だけど、今の自分には、
両隣に世界で一番心強い味方がいてくれる。
(なまえ)
あなた
うん……。私、お母さんとちゃんと話す。
もう逃げない……!
ゆあの瞳に、
かつて天才ブラスター使い「あなた」として



何度も逆境を覆してきた、あの強い光が宿った。
リオラ
よし、決まりだな。じゃあ今からあなたのリオラから呼ばれる名前の家に行くぞ。
リオラ
俺が絶対にお前を守るから
リオラが力強く頷き、三人は再び、
ゆあの家へと向かうために動き出した。


今度向かうのは、逃げるためじゃない。
ゆあ(あなた)の新しい「未来」を勝ち取るための戦いだ。
ア、エット..すみません!
以外と前編早くオワッタナーッテ
んじゃあお次もお楽しみに〜

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