第37話

アフターストーリー・完結編:未来の先にある約束
16
2026/06/27 12:58 更新
純白のドレスに身を包んだあなたは、
控室の大きな鏡の前に立っていた。



いつもきゅっと結んでいた髪は綺麗にアップにまとめられ、ウェディングベールが優しくかかっている。



身長は相変わらず小さくて、
ドレスのサイズを合わせるのが大変だったけれど、
鏡に映る自分の姿は、
かつてネグレクトの暗闇の中で震えていたあの頃が嘘のように、幸せな光に満ち溢れていた。



(中1で死んじゃって……ゆあになって。絶望だらけだった僕の人生に、リオラがもう一度光をくれたんだよね……)
リオラ
あなたのリオラから呼ばれる名前、準備できたか? そろそろ式が――って、うお……っ
ガチャリとドアを開けて入ってきたのは、
タキシード姿のリオラだった。


いつもの配信者のノリはどこへやら、
髪をきっちりセットして白いタキシードを着た彼は、
驚くほど大人の男性格好良さを見せている。


だけど、あなたのドレス姿を見た瞬間、彼は高校生の頃と変わらないくらい顔を真っ赤にしてフリーズした。
リオラ
お、お前……っ、めちゃくちゃ綺麗じゃん……///
(なまえ)
あなた
ふふ、リオラこそ。いつもジャージばっかりなのに、今日はすごく格好いいよ
あなたはぶかぶかじゃない、
自分にぴったりに仕立てられた
ドレスの裾を少し持ち上げて、
トコトコとリオラの元へ歩み寄る。

そして、彼のタキシードの袖を、
あの出会った頃から変わらない癖でぎゅっと





握りしめた。
(なまえ)
あなた
リオラ。僕をあの日、あの公園で見つけてくれて、本当にありがとう
(なまえ)
あなた
リオラのおかげで、僕、世界で一番幸せな女の子になれたよ
あなたが真っ直ぐに愛を伝えると、
リオラは愛おしさが限界を突破したように
優しく微笑んだ。

あなたの手を大きな手でぎゅっと握り直す。
リオラ
お前を幸せにするのは、俺の『一生の義務』だからな。……じゃあ、行こうぜ。みんな待ってる
(なまえ)
あなた
うん……!
扉が開くと、
そこには温かい光が満ちるチャペルが広がっていた。


バージンロードの先には、実の娘のように
涙を流して喜んでくれているリオラの両親。

そして、ずっと二人を支えてくれた、
たくさんの友人たちの祝福の拍手が響き渡る。
(なまえ)
あなた
これからも、ずっと隣にいてね。
リオラ
当たり前だろ。死んでも、転生しても、お前の隣は俺の特等席だ
満天の星空のようにキラキラと輝く
ウェディングロードを、二人はしっかりと手を繋ぎ、


未来のその先へと歩み出した。

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