今まであったことを皆んなに話して、今は車で
とある場所へ向かっている
全部ハッキングされてるって訳でもないんだ
…でも無線使えないの結構キツイな
夕コさん達と情報共有できないし
そうこうしているうちに、既に目的地に着いて
いた
入り口の目の前に着き、ワンチャン鍵開いてない
かな、と思い
ドアを開こうとしたその時
中から銃声が聞こえてきた
俺は咄嗟にドアノブから手を離し、一歩下がった
中でなにが起きてる…?
…そっか
俺を襲った人達って、何かロスサントスに恨みが
あって来てるってことだよね
もしそうなら、俺もその対象に入ってるし
気をつけないと
ナイフが力二に当たる寸前で、俺はテーザーを
彼女目掛けて撃った
視界が歪んでいるせいでよく分からないが、
ナイフはギリギリ力二に当たらなかったみたいだ
力二はフラつきながらも、俺を放して逃げて
いった
それを確認し、目線を彼女達へ戻した時
…初めてだった、こんなに死を悟ったのは。
俺の体は、彼女が撃ったショットガンの弾に
貫かれていた
俺は、すぐに意識を失った
どうしよっ…
俺の、俺のせいで…ドリさんが……
俺が、もっと警戒しとけば……!
このままドリさんのところへ戻ったら、俺を
逃がしてくれた意味がなくなる
そう思い、俺はドリさんに背を向け走った
入り口のドアに手を掛け、外に出ようとした
その時
正面に4人の人達が急に現れた
北署に用事があって来たのかは分からないが、
とにかく早くここから離さないと…
巻き添えを喰らってもらわれても困るし
言い切る前に、倒れそうになってしまった
…が、ケインオーが支えてくれた
すると、さっきの女がこちらへ向かって発砲して
きた
しかし、この場にいる全員がそれを避け、相手の
死角になるところへ瞬時に移動した
俺はケインが抱えながら避けてくれたお陰で
当たらなかった
ネズミの被り物をした男が銃を構えながら入り口
を除くと
なにか確証を得たのか、目を見開いた
彼はそう言い、また死角になるところへ隠れた
っヤバい、俺もそろそろ意識が…
すると、ケインが俺の腕を止血しようと包帯を
巻いてくれた
多少は出血を抑えられたかも知れないが、もう
既に意識は朦朧としている
段々と強くなってきている痛みに、顔を顰める
ことしかできない
すると、コロコロ…と何かが転がってくる音が
聞こえた
ケイン達は咄嗟にその場から離れたが、爆風が
デカすぎて倒れてしまった
転がってきた物の正体は、この街で使われている
手榴弾だったらしい
よかった…幸いにも、ダウンはしてないみたい
中から、さっきの女2人が足並みを揃えて出て
きた
女は怪しい笑みを浮かべた後、懐からナイフを
取り出した
もう片方の女は変わらずショットガンを持って
いる
冷や汗も止まらず、さっきからずっと体に異変を
感じていたが
とうとう限界が来てしまい、俺の視界は
ブラックアウトした













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!