私の身体の氷を溶かしながら
エイト君が怒ったように言う 。
溶かすことを一旦辞め 、
バックを漁る 。
その姿を 、私はぼ ー っ 、と眺める
エイト君はワタワタしながら
ペットボトルの氷を溶かし 、
その水を急いで私の口元へもってくる
目の前に差し出された水を飲もうとするが 、
寝っ転がってるからか
上手く飲む方法が見つからない 。
とっても 。
ていうか 、水なんていいから
さっさとどっかいってよ 、
そう言った数秒後 、
エイト君の手と腕が私の首下と
膝下に差し込まれ 、ぐいっと、
座らされる 。
私は痛みで顔を歪め 、涙を流す 。
痛い 、乱暴
もう触んないでお願いだから
そんな泣きそうな顔で飲ませようとしないでよ 、
断れないじゃん 。
私は 、はあ 、と心の中でため息をついて
その水をこくっ、と1口飲んだ 。
冷たく乾燥していた喉が
ゆっくりと温い水のおかげか
温まり 、潤っていく 。
何もしないで 、ほっといて
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。