第29話

対面式
115
2025/07/13 21:11 更新
ひとらんらん
ほん、とに、凉花、生きてる、、、
靈桜凉花
勝手に殺さないで頂戴
オスマン
信じられないめう
トントン
僕は未だに検討つかへんねんけど
靈桜凉花
、、、覚えてないのね
トントン
すまへんな、
トントン
てか、グルさんそろそろ離したらどうや
グルッペン
やだ
オスマン
しつこいめぅ
グルッペン
もう離さないって決めたんだゾ
靈桜凉花
ん~もう
ひとらんらん
グルちゃん?斬るよ
グルッペン
やだ
靈桜凉花
はぁ、、、
恋人つなぎに変更
靈桜凉花
はい、これなら良いでしょ?
グルッペン
む、分かったゾ
ひとらんらん
いちゃつくなし
グルッペン
なんだ、嫉妬か?
ひとらんらん
ちげーよ
異形郷を離れると
私達の国土の森にすぐ辿り着く
繋いだ手の先に彼女がいることが未だに信じられない。
ただ、繋がっている手は死人のように冷たく
袖口からは痛々しい縫い目が覗かせていた。
彼女の雪のように真っ白で美しかった髪は
赤黒い血が、染まり始めていた。
そして、藍色の目も、
右眼から血を流していた。
グルッペン
(私が好きだった、光のない目)
その片方はもはや亡き者にされていた。
これが異形化、なのか?
靈桜凉花
違うよ
グルッペン
っ、!?
グルッペン
聞こえてたのか?
靈桜凉花
いいや、聞いていただけ
靈桜凉花
私はただの狂気化であって、異形ではない
グルッペン
狂気、?
靈桜凉花
そう、だってこれ、自分でやったんだもの
グルッペン
は、?
気が狂ったのか?
靈桜凉花
私の狂気は所謂嫉妬
靈桜凉花
私は嫉妬に狂って、あなたにこの目をあげたの
グルッペン
は、?
靈桜凉花
だって、見えないって言ってたでしょう?
靈桜凉花
その、前髪で隠している青色のおめめ、
靈桜凉花
だから、私はあなたにこの目をあげて、視力を戻してやろうって
靈桜凉花
そうしたら、離れていても、ずぅっと一緒でしょ、?
彼女はそう言って、私の頬を触りながら、うっとりと笑った。
グルッペン
っはは、
グルッペン
それでこそ、私の恋人だ。
靈桜凉花
んふふ
オスマン
傍から見たら怖いめぅ
トントン
典型的なヤンデレ、?
ひとらんらん
メンヘラかも
靈桜凉花
酷いわねぇ
グルッペン
まぁまぁ、そろそろ着くぞ
目の前にあるのは私達の領土の門
あぁ、素晴らしい
彼女を連れて、またここを通れるとは
通りの真ん中を歩くと、人は皆こちらを振り向く
総統である私が通っているから、というのもあるが
本命は彼女の方だろう。
死んだはずの女がここにいる。
しかも、その女を私が引き連れているのだ。
驚くも当たり前だろう。
靈桜凉花
っ、、、、
人の目に当てられることに慣れていない彼女は、私の手を強く握る。
大丈夫だと伝えるように、しっかりと握り返す。
彼女は、私の腕にぴったりとくっついた。
そして、いざ、
グルッペン
私達の城へ
それはまるで奇怪の後のような

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