前の話
一覧へ
次の話

第1話

prologue_
486
2026/01/03 15:43 更新
あなた
もう知らないから!!私家出ていく!!


「待ちなさいッ!」


嫌い嫌い嫌い嫌いおばあちゃんなんて大嫌い……
あの家が嫌い。
私のことを思っているって口先ばかり。
私の人生を考えていない。私の自由を奪う。
最低だ。

……でも、私も××を裏切って……


真冬の中、薄着で外へ出たはいいものの、これからどうしよう。
あなた
……へッくしゅ!!


……寒い。
これからどうしようと路頭に迷う中、肩を叩かれる。
たかはし明
あなたの下の名前?
あなた
……へ?
たかはし明
あれなんでこんな真冬に薄着でこんな所いるの〜?風邪引くよ?
あなた
あああああ明くんッ!?///

片想い中の相手と10年ぶりに再開しました。
たかはし明
あ、やっぱりあなたの下の名前だぁ〜!変わってないね〜
あなた
ええぇぇ!?なななんでここにっ!?///
たかはし明
あなたの下の名前こそ。何かあったの?
あなた
えっと……


私はこれまであったことを全て話した。
家族と大喧嘩したこと。
計画もせず家出をしてしまったこと。
とても家へ帰れる状況ではないこと。
というか当分家へ帰れないだろうということ……

事の顛末を全て話した。
たかはし明
あはは〜!あのおばさんにあそこまで言うって……あなたの下の名前って結構度胸あるよね〜!
あなた
わ、私はどうすれば……

顔面蒼白になって狼狽えている私を尻目に彼はケロッとした顔で答えた。
たかはし明
え、じゃあ僕の家住む?
あなた
ゑ?????

【緊急】百年片想いしてる相手と同居することになったのですがどうすれば良いですか?
【profile】

年齢︎┊︎約150歳(明治後期生まれ)

種族︎┊︎朱の盤


あった相手の魂を奪いとると言われている妖怪。
恐ろしい顔で相手を怖がらせる。
鬼のような妖怪で、怪力である。

普段は人間姿だが、極度に照れると自我が抑えられなくなり暴走する。

たかはし明に100年以上片想いしている。
好きな人の前ではろくに話せず手を繋いだりハグしたりすることすら無理な純情な乙女。しかしお付き合いしたいとは思っている。
                                                 𝒏𝒆𝒙𝒕↪

プリ小説オーディオドラマ