あなたの下の名前視点
あぁ、びっくりして部屋を出てしまった。
とりあえず今日は家に帰ろう。
いろいろありすぎて頭がおかしくなりそうだ。
でも…まだあって間もない人たちだが
きっと自分を笑顔にしてくれると信じている自分がいた。
でなきゃ生徒会なんか入ってないと思うけど。
これからどうなるかもわからない日常に
期待を膨らませながら家に帰っていた。
次の日
朝、登校して教室に入ってすぐ煙崎に声をかけられた。
生徒会は朝も集合があるらしい。
入ったはいいものの面倒くさいことが多そうだ。
いやいや教室を出て生徒会室に向かう。
部屋に入るともう全員揃っていた。
火曜日の朝に校門で歓声上がってるのって、
そういうことだったんだ。
そこに自分も入ると考えると荷が重い…。
無理に来てこなくていいとなると、少しはましかな。
個人的にはサボるつもりはないが、いざというとき休めるのはありがたい。
そんなばかみたいなことを考えていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。