第9話

#8
234
2024/04/04 06:25 更新
あなたの下の名前視点









あっという間に放課後になり、バッグを持って教室を出る。
そこから長い廊下を歩いて、1番奥の
「生徒会室」と書いてある扉を開ける。
中には生徒会に所属する9人の男子がいた。
tn
あなたの名字さん、よく来てくれたな。
rb
そんで?入るん?入らんの?
私がただ、入ると言ったら得するのは彼らだけで私は何も得しない。なのでこうすることにした。
あなた
入ってもいいですけど、私が入る代わりにそちら側も私が得することを提供してください。それが飲み込めれば入ります。
こうすればどちら側も得することが出来る。
shp
そちらが得するようにこちら側から提供しろと?
あなた
はい。
しばらく黙りこみ、考えているが一向に返答が帰ってこない。もう帰ろうかな…?
tn
あなたの名字さんて苦手なこととかないん?
あなた
苦手なことですか?
特に苦手なことはないと思っている。
成績は5を取っているし、運動もできる。

自分に足りないピースがあるとすれば…
あなた
笑えないこと…ですかね
ut
笑えない?
あなた
…
嫌な記憶が蘇る。






昔も私はよく笑っていた。
だが…
テストだっての時だって






「白原また100点だって」






「勉強できるからって、調子乗りやがって」









運動する時だって








「また点入れた!」








「目立ちたいだけだろ」












何をする時だって色々な言葉を言われた。
だから思ったんだ。











私は喜んだり











幸せになったり











笑顔でいちゃダメなんだ。
そう気づいたときから笑えなくなっていた。



プリ小説オーディオドラマ