〜照side〜
あなたと息子が居なくなって、、、
半年が過ぎた、、、、、
俺は、、、、卒業して、予定通り、樹のお父さんが紹介してくれた会社で働いている、、、、
担任も、樹の両親も、、、珍しく俺の親も俺に、
一浪して大学受験を勧めてきたけど、、、、、
あなたが居ない環境で勉強なんかする気にもなれず、、、
あなたは、、、唯一、、俺を怖がらなかった、、、、、
俺に普通に接してくれた、、、、、
俺に楽しさを、、、幸せを、、、教えてくれた、、、、
仕事をして、、、、、無音な一人暮らしの家に帰って、、、、
本当なら、、、あなたのあの飛び切りの笑顔が出迎えてくれて、、、子供の泣き声なんかも聞こえてくるはずだったのに、、、、、
俺は、、、、あの日のまま、、、止まってるんだ、、、、、
学校から帰ったら、、、一緒に買い物行くはずだったのに、、、、
玄関でのあの笑顔をもう一度見たい、、、、
1人で出歩くなって、、、言ってたのに、、、、、
あの日、あなたは、、、俺の就職祝いにと、、、、
腕時計を買いに行っていて、、、、
サプライズで、、、渡してくれようと、、、してたらしい、、、、、
ちゃんと、、、毎日付けてるよ、、、、、、
あなた、、、、、、
もう一度、、、、、、
もう一度、あなたに触れたい、、、、、
俺には、、、、あなたしか居ないんだ、、、、、
だから、、、、、俺は、、、、、、
ずっと、、、、、あなたと一緒に、、、、
居るからね、、、、、、、、、、、
ーENDー













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。