第6話

信頼 六話
12
2024/07/05 09:00 更新
建物の屋上に二人の姿があった
メレ
メレ
アンタらは...
メレ
メレ
ピュアとモーネ!?
メレは目を引くように驚いていた
メレ
メレ
なんでここに!?
ピュア
ピュア
バレちゃったか、仕方ないね、
手慣れたように屋上から下に跳んで下りてくる
ピュア達が近づいてくるたびに、微かにメレは足を引いていった
メレ
メレ
なぜ...?あのとき倒したはず、、!
マーチィ
マーチィ
倒す!?
ピュア達に向かって、物騒な言葉をかけた
ピュア
ピュア
確かに、私たちに向かって剣を振り上げたね
ピュア
ピュア
でも隙をみて避けたんだ
剣?倒した?一体どういうことだ、、?メレがピュア達に剣を振り上げた?...それはないだろう、
メレ
メレ
はぁ...!?
マーチィ
マーチィ
倒したって何?アルーブのこと?
メレが息をのみ、ゆっくり言う
メレ
メレ
コイツらは...
メレ
メレ
悪魔だよ...!!
マーチィ
マーチィ
あ、悪魔!?
こたろー
こたろー
悪魔って、アルーブと同じ悪魔?
まさかの信じられない言葉だった。角も翼もないし、どういうことだ??
メレ
メレ
そう
メレ
メレ
悪魔なんだよ、コイツらは、
踏みにじんで、下を向いて言った
ピュアも諦めた顔をしてゆっくり下を向いた
ピュア
ピュア
そうだね、私達二人は悪魔だ
ピュア
ピュア
でも、メレ達に危害を加えようとなんて思ってないよ
メレ
メレ
信じらんないね、
そんなに悪魔が嫌いなのか、ピュアの言葉を一切信じてないみたい、
メレ
メレ
だってあいつら、「人間は私たちの居場所を消す」とか言って人間を倒そうとするんだよ?
───「人間は私たちの居場所を消す」...?
メレ
メレ
そんなことを言う悪魔を信じられる?
メレ
メレ
今度こそ仕留めてやる...
メレは今までよりずっと強く剣を握り、睨んだ
メレが剣を振り上げようとしたとき─
マーチィ
マーチィ
待って、倒すのはやめて
思わず庇ってしまった
マーチィ
マーチィ
この子達はそんなことしない
メレ
メレ
はぁ、?
メレは呆れた顔している
マーチィ
マーチィ
私も彼女たちと一緒に一度も私達に危害を加えようとしなかった、とても協力的だったよ
ピュアとモーネがあたいたちに襲い掛かったことなんて一度もないし、逆に助けてくれたから、危害を加えることはないだろう
モーネ
モーネ
そうだよ、マーチィの言う通りだよ、
今まで静かだったモーネが言い出した
モーネ
モーネ
...メレ、
モーネ
モーネ
あれからメレは一人でアルーブ達を戦ってたよね
モーネ
モーネ
でも、私達も陰ながらに加勢してたんだよ
メレ
メレ
・・・
メレが真剣そうに下を向いて考えている
メレ
メレ
...確かに、一人で戦ってるにしてはあっさり倒せてるとは思った
口をごもって言った
ピュア
ピュア
そうなんだよメレ、
ピュアが前に出た
ピュア
ピュア
ちょっとは信じてくれる...?
メレ
メレ
...
下を向いたまま目を細めている
メレ
メレ
悪いけどまだ信用できない、
まさかのてっきり断った。
ピュア
ピュア
そっか、
こたろー
こたろー
よくわかんないけど、あのピュアとモーネだぞ、信用していいんじゃない?
メレ
メレ
それなりに悪魔にはトラウマがあるのよ、
こたろーの言葉でさえ効かなかった。
───トラウマ...?過去に悪魔になにかされたのか、、?
ピュア
ピュア
・・・

しらばく沈黙が続いた。誰もしゃべらない。まるで空気が凍りついたように




マーチィ
マーチィ
まだ信用出来ないんなら、一回時間を置いてみればどう、
凍った空気でつい私も口を閉じてしまっていたが、重い足を一歩動かし、口を開けた
マーチィ
マーチィ
信用するまでの時間が必要じゃないのかな
こたろー
こたろー
改めて見つめ直せばいいんじゃない?
こたろーも乗ってくれた

どちらも気まずそうに黙っていたが、
メレ
メレ
...そうかもね
まだ暗かったが、どこか納得していそうな顔をしていた
後ろを振り向き、彼女は走り行ってしまった。
マーチィ
マーチィ
あ、ちょ─
彼女は足が速いから、声をかけた時にはもう声が聞こえないぐらいの距離にいた
続く...
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