好戦的な表情を浮かべる桜と、ガチギレ状態の杉下が応対している。
ピリピリと下緊張感が辺りを包み込み、皆行く末を見守っている感じだ
...この二人は違う意味で行く末を見守っている感じだか
ブオンッ...!!!
杉下と桜が激しい攻防を繰り返す中で、蘇芳は淡々と説明する
情熱と才能を認められ、杉下は唯一中学の時から防風鈴を名乗ることを許されていた事
そんな彼は梅宮一に、忠誠心...と言うには少し行き過ぎた、てっぺんの狂信者だという事
そう言った矢先、桜は床の溝に足が引っかかりコケそうなってしまう
そこを見逃さない杉下は、そこへ強烈な一撃を放つ
誰もがもう桜はダメだと悟った
その時
フシュッ...
皆が目を見開く。
それもそのハズ、杉下の攻撃が当たったかと思われたその時...
蹴りを喰らい鼻血を出す杉下と対面する桜は、生き生きとした表情を浮かべている
二人が睨み合う。
そして刹那...二人は同時に走り出し...
突然放送が入った。
なんだか気の抜けるような会話に、皆少し驚く
キィィィィィィィィンッ!!!
マイクの音が割れ、鼓膜を破く勢いの声量に顔を顰めたり、耳を塞いだりする。
桜がそんな声の主に悪態をつきつつ、杉下に続きを催促する...が、
殆どの者がスピーカーの方へ身体を向け、真剣な顔付きをしていた為、それは叶わなかった
誰もが次の言葉を待ちかねている中...梅宮が放った一言は
皆待ち構えていたからに、拍子抜けである
そこからは雑談...が始まり、
海に行きかき氷を食べる事になったり、楡井あるの発言に杉下がキレたり。
と言う言葉に、先程まで殴り合いをしてしまっていた杉下が焦った様に鼻血を拭いたり、
「全員見てるから意味ないよ(^^)」っと言う蘇芳と反発する桜が居たりした。
...そんな感じで少々気の抜けた話をしていたら...突然、梅宮の声色が引き締まったものとなる
目の前に居るような存在感に、総代と言う名に違わない、
それだけで人の心を一つにする透き通った声。
それに、その団結感に、桜は酷く驚いていた
最後はやはり気の抜けるものだったが...それでも、梅宮の声で教室の雰囲気は間違いなく変わった。
◇To be continued◇













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!