兎耳山達とのタイマン勝負が決まった後。
桜、蘇芳、楡井、杉下、そして笹木は喫茶ポトスへ来ていた
呆れたように呟く桜に、楡井は涙目になりながら叫ぶ
穏やかな顔でそう言うと、ことはは楡井の前にオムライスを置いた
一息つきながら、桜と笹木の前にはオムライス、蘇芳の前にはコーヒーを置いていく
楡井が焦りを感じる中...桜はその隣で黙々とオムライスにがっついている。
...のを、一つ隣の席に座りコーヒーを飲んでいる奏夜は微笑ましく見守っていた。
因みに、杉下はカウンター側で静かに水を飲んでいる。
カランッ
それに、あの雰囲気を沈められるのも梅宮さんだけでしょうし
そう付け足しながら、奏夜は困ったように笑う。
喧嘩前はここに集まるらしいよ
そう言いながら、蘇芳はコーヒーを一口、口に運ぶ
バンッ!
リンリンリーン!!!
すると、大きな音を立てながらドアが開いた。
そして...
冷たい反応を返すことはなど気にしない!
と言う様に、梅宮は満面の笑みでこれまた野菜自慢を始める
蘇芳の言葉を聞いた途端、桜の顔は真っ赤に染め上がった
...そして持っていたコップもブルブルと震える
自慢げに手を広げ満面の笑みを浮かべる梅宮に、ことははぐぬぬと否定する
もっと深刻な話かと思ったわ...
っと呆れたように呟く桜に、ことはのふっと柔らかいものになった
桜の言葉を遮るように、奏夜は持っていたハンカチを思いっきり口元へ投げた
ニコニコと笑う奏夜に、柊は内心拍手を送った。
もし桜がその先を言っていたなら...ことはを溺愛する梅宮は怒っていただろうから。
そう思うと、胃がまた痛くなる。
...まぁ、奏夜自身も分かってやっていたのだが...。
そうして、梅宮と柊はお店の一番奥の席に座った
少ししょんぼりしているように見えた杉下を見かねて、奏夜は声を掛ける
梅宮と一番近い席に座れて嬉しそうな顔をする杉下を見て、
カウンター側に移動した奏夜も満足するのだった
そう声を上げる梅宮に、杉下はコクコクと頷く
少し口ごもった後、スプーンを手に取りながら
思い出すように話し始めた。
溜息混じりに、懐かしむように柊がそう呟くと
オムライスを食べ終えた梅宮が話し出す
そんな発言に、柊以外の六人は首を傾げる
梅宮とは対象的な反応を返していることはに、周りは苦笑する
懇願するように頭を下げる笹木に、桜は少し驚く
看板を仕舞い終えたことはが、ドアに寄りかかり桜を見る。
微笑ましい雰囲気が、辺りに漂うのだった
???
◇To be continued◇













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。