相澤さんの声で一気に意識が覚醒する。
あぁそうだ、確か…
線路に飛び込んで、死んで、、
また、戻ってきたんだ。
そう尋ねると「 ちゃんと聴いておけ 」
と釘を刺される。
そう言われても、今 戻ってきたばかり。
いつも"死に戻り"が発動すると
ベッドで目が覚めるというシチュエーション
だったので、今回のケースは初めてだ。
相澤さんと この場所で、
この話をしているということは
明日から職場体験だろう。
今回も私が職場体験に行けば
けーごを助けられるだろうか。
…本当に未来は変わるだろうか。
あの瞬間を思い出すと
食べた覚えのない昼食を吐き出しそうだ。
___もし、、
もし、私が けーごの所に行かなければ
未来は、、どうなるんだろう。
そんなことをしても同じなのか、
…それとも、良いように変わるのか。
ニコッと口だけ笑うと
相澤さんの返事も聞かず、足早に教室に戻った。
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午後も何も変わることなく、
2週目の1日が終わろうとしていた。
帰りのホームルームを
ぼーっと聞き流しながら頭の中を整理する。
…後は、帰りに棒アイスを食べながら
心操と帰って、、
そう言えば、心操はなんて返すだろう。
「 何で職場体験? 」とか言うのだろうか。
というか、前が異常だっただけ。
私は普通科で、本当なら職場体験なんて
行くはずがないのだから。
…これがきっと、正規ルート。
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。