( 2025年 DOYONG )
SMTOWNの公演をしに東京ドームに来た僕達
明日の公演に向けてのリハーサルを終えて
颯爽と退勤しようとするメンバー達とは
違ってステージ上でスタッフさんと
残って何かを話しているあなたを見かけた
一人この子を残して帰るのは可哀想だと思い
ステージ横でポツンと一人で終わるのを待っていた
あなたが残ってまでスタッフさんと
お話することが数少ないから
少し気になってしまったんだよ…
テヨンイヒョンからあなたの世話を
頼まれて約1年半が経った
「あなたはまだ世話が必要だから…」と託されて
僕が世話が出来るときは出来るだけ
傍で見守ってきたつもりだったが
高校生の頃より手がかかることなどはなくて
少し自分でも感動していた
自分の耳が壊れてもいい
壊れる寸前までメンバー達の声が
聴けてただけでも幸せなことだよって
控室に入る前に言われた言葉
ずっと頭の中で繰り返し流れてくる
確かにテヨンイヒョンの時もジェヒョニの時も
あなたはイヤモニの音量を上げて欲しいと伝えていた
僕はこの事最初は理解できなかったんだ
歌なら何時だって隣で
歌ってあげることだって出来るのに
テヨンイヒョンやジェヒョニのように
休暇があればメンバー達に会いに来るのに
あなたに会いに行けるのに
たくさん僕の声を聞かしてあげられるのに
今はこうやって弱音を吐いたりするけれど
絶対に手を抜くことなんてないし
上手くいかない状況であっても
無理してでもやり通す子だって分かってるから
スケジュールでハワイに行けなかったあなたの為に
オッパが一からプランを考えてあげよう
もしかしたら2人で行く旅行なんか
最初で最後だと思うけれど
あなたの心のヒーリングになってくれたら嬉しいな
それとあなたと将来のことについて
たくさん話をしたいと考えている
これからのイリチルをどうしていきたいのか
メンバー達と本当によく話す話題だけれど
あなたは本当によく考えて、思っているのに
顔や言葉に出さないから心配している
もう最終手段としてお酒の力を
借りて話を聴くしかないかな…ㅎㅎ?
新作です!長続きするか分かりませんが…
ぜひ気に入ってくれたら嬉しいですー!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。