第9話

信じて
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2025/04/22 01:00 更新
100%ハピエンです。









末澤side



目の前に佐野がいる。

色を失った感情のない漆黒の目で、ただ一つ雫を落とし、俺を見てくる。
なぁ、そんな目で見んといてや
これは誤解なんよ


佐野『誠也くん、、』

末澤『さの、、そんな目で見やんでや、、、』

佐野『誠也くんがそんな人なんて思わんかった』


佐野の光の入っていない目や呆れたような声が俺の心に酷くのしかかる。


末澤『、ッ‼︎、 、ちがう、!!』
  『これはちがうんよ、!!』

佐野『何が違うの?』
  『あんなん、もう言い訳つかんやろ』

末澤『ちがうの、、、』
  『ほんまに、 、誤解なんやって、!グスッ』

佐野『なんでそっちが泣くんよ、』
  『俺のほうが泣きたいわ』

末澤「、ッごめん、、、さの、、」

佐野『、 、 あんなの見せられたらもう無理です。』
  『さようなら誠也くん』

末澤『ちがう、 、さのっ、、まって、!!グスッ』

バタンッ

末澤『さのっ、、グスッグスッ』


佐野が出ていった
俺の頬には止めどなく涙が流れている。




そこで俺は目が覚めた。
尋常じゃないほど冷や汗をかいており、呼吸も過呼吸気味になっていた。

よかった、、夢だったのか

めちゃくちゃ怖かった。
さののあんな目を俺は見たことがない。
夢でほんまによかった、、


でも、妙にリアルだった。

、、、、こわい

これは俺の思い込みであってほしいけど。
もし、、もし万が一、、、正夢やったら?


佐野「んぅ、、せーやくん?」

末澤「あっ、さのごめん、、起こしちゃった?」

佐野「んーん、もう起きるからだいじょうぶ」
  「せーやくんおはよ♡」

末澤「おはよう、、」


佐野「、、何かありました?」

末澤「え、、、なんで?」

佐野「顔が何かあった時の顔やと思ったから」

末澤「いや、」
  「ちょっと怖い夢見ちゃっただけ、」

佐野「そっか」
  「こわかったなぁナデナデ」

末澤「、んっ」

佐野「今日仕事休む?」

末澤「ふはっ、過保護すぎやわ笑」
  「さすがに怖い夢見たからって理由で仕事休めんよ笑」

佐野「やって心配なんやもん、」

末澤「だいじょーぶやから、」

佐野「ん、じゃあ準備しよっか」

末澤「うんっ、」



やっぱあの夢は正夢じゃなかったんかな、
さのはいつも通りで、なんならちょっと過保護すぎなくらいだったし笑
俺の考えすぎなんかな。

まぁ、なんもなさそうやし、、、



もうあの夢のことは忘れよう





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