第30話

episode.25
1,368
2022/05/04 02:28
あなたside















トントン、と誰かに肩を叩かれて我に返る



いつの間にか眠っていたみたいで、補助監督さんが起こしてくれたようだ。




窓の外には、もうだいぶ見慣れた高専の入口。
















ありがとうございます、と挨拶をして



寝起きでフラフラの体を叩き起しながら中へと入る。



















___











虎杖悠仁
お、おかえりあなた!
釘崎野薔薇
お疲れ様〜
あなた
ただいま












教室に入ると2人がいて、モップやら箒やらを持って立っていた。





















あなた
掃除…?
虎杖悠仁
おう!なんか暇だしやるか!ってなってさ
釘崎野薔薇
伏黒は職員室にいらない布貰いに行ってるわ
あなた
みんなすご…
虎杖悠仁
なんで?w
虎杖悠仁
てかあなた寝起きだろ〜
あなた
うん、
虎杖悠仁
任務で疲れただろうし、1回部屋でゆっくり休みな?
あなた
いいの?
釘崎野薔薇
もちろんよ。
あなた
じゃあ、休んでくる、

















みんな優しい……





学校での掃除なんてろくな思い出ないからな、………



























___






部屋でシャワーを浴びてから布団に潜る


何となくスマホを開くと、先生からメッセージが入っていた



















“ごめん、思ったよりめんどくさい任務になった

お土産買えないかも”
















なんだ、お土産か


全然いいのに、そんなこと。

















“全然大丈夫だよ

任務頑張ってね。”



















ここで早く会いたい、なんて送ったらどんな返事が来るのだろうか。














ただ迷惑と思われる?

それとも喜んでくれる?







うーーーーーーーん、送らない方がいいかな、





でも、……………………



















…………………





















気づけばまた、眠りについていた。































___


五条side










任務と任務の間の移動時間


あなたから返信が来てアプリを開くと、
いきなり電話がかかってくる。













五条悟
もしもし、あなた?
あなた
“……スー…スー……”












え、返事ないよ?


てか寝てる?え???



















五条悟
おーい、あなたー、
五条悟
寝てr…
あなた
“せ、んせ……”
五条悟
ん?

























あなた
“…会い、…たぃ… ”

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