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第7話

No.6
618
2023/07/29 01:05

あなた
(2人とも)疲れてるね
どこまで行ってたの?
ノーマン
ちょっと奥まで行き過ぎちゃった

なんて、眉を下げながら言うもんだから

ノーマンは演技上手いなぁって思うんだよねぇ

あなた
そっか、お疲れ様
エマ
うん…!

エマも沢山汗をかいてるのに

まるで

「楽しかった!!」

みたいな顔してる

凄いよ、フルスコア

そうこう、観察していると……

イザベラ
みんないる?

原作が動き出した

ギルダ
あれ?2人足りない?

数えてたギルダが

数えるのをやめ

不安そうに言った

ギルダ
いないのはナイラと……

ママに報告をしていると

遠くからマルクの声がして

マルク
ママーーッ
イザベラ
マルク!
イザベラ
何かあったの?

そうママが声をかけると

マルクは泣きながら

マルク
どうしよう!
森でナイラと
はぐれちゃった!!
いっぱい探したけど
見つからないんだ!!
マルク
もぅ日が暮れる…
すぐに真っ暗だよ……

ママは時計のようなものを

取り出し''何か''を確認した

あなた
(あれが…コンパクト…)
イザベラ
………
イザベラ
大丈夫よ

ニコッ、と微笑み

イザベラ
みんなここから動かないで、いいわね?
マルク
ママ…







そして数分後


フィル
あ!

フィルが指さした先には

ナイラを抱えたママの姿が

フィル
ママ!
マルク
ナイラ!
イザベラ
疲れて寝ちゃったのね
ほらケガ一つないわ

ナイラはママの胸元で

スースー、と寝息を立て寝ている

マルク
よかったぁ…!うわぁぁん!
マルク
ごめん…!
ごめんねナイラ…







そう安堵しているマルクとは裏腹に

ノーマンとエマは衝撃的な事実に驚いていた







―――――― ”早すぎる…”   と

ノーマン
ママはまるでナイラがどこにいるか
わかっているみたいだった

確かに昔からママは

俺達を見つけるのが得意だったしね
どこにいても見つけてしまう
だからあれは時計じゃない……

エマ
発信器…
エマ
私達の体のどこかに
埋められているのかもしれない

そう、だとしたら脱獄の決行

――いや、計画がバレた時点でアウト

しかもママはわざとわかるように見せた
ママは気づいている
リトルバーニーが……








コニー以外の誰か・・・・・・・・の手で
持ち込まれたということに…








          ”宣戦布告“







     「誰であろうと逃がさない」

ママが言いたいのは多分そういうことだ







というか俺の読唇術忘れてる?


𝐍𝐞𝐱𝐭投稿▷▶︎▷☆65、♡63

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