なんて、眉を下げながら言うもんだから
ノーマンは演技上手いなぁって思うんだよねぇ
エマも沢山汗をかいてるのに
まるで
「楽しかった!!」
みたいな顔してる
凄いよ、フルスコア
そうこう、観察していると……
原作が動き出した
数えてたギルダが
数えるのをやめ
不安そうに言った
ママに報告をしていると
遠くからマルクの声がして
そうママが声をかけると
マルクは泣きながら
ママは時計のようなものを
取り出し''何か''を確認した
ニコッ、と微笑み
そして数分後
フィルが指さした先には
ナイラを抱えたママの姿が
ナイラはママの胸元で
スースー、と寝息を立て寝ている
そう安堵しているマルクとは裏腹に
ノーマンとエマは衝撃的な事実に驚いていた
―――――― ”早すぎる…” と
確かに昔からママは
俺達を見つけるのが得意だったしね
どこにいても見つけてしまう
だからあれは時計じゃない……
そう、だとしたら脱獄の決行
――いや、計画がバレた時点でアウト
しかもママはわざとわかるように見せた
ママは気づいている
リトルバーニーが……
コニー以外の誰かの手で
持ち込まれたということに…
”宣戦布告“
「誰であろうと逃がさない」
ママが言いたいのは多分そういうことだ
というか俺の読唇術忘れてる?
𝐍𝐞𝐱𝐭投稿▷▶︎▷☆65、♡63
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。