第66話

23.0 苦しくはない、筈だから
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2025/05/15 09:00 更新


勇飛は変わった

嫌われないように

言葉を選ぶようになった

家族相手でも

笑顔もぎこちない時がある

でも其の理由はきっとトラウマから来てる物なんだ

あなた
(トラウマは恐怖よりも深く強く残る)


だから、僕にはどうしようもない



勇飛もショッピくんみたいに

不登校の時期があった

4~6年生の時

卒業式にも出れないくらいだった




勇飛が4年生であの時はまだ日が結構差してた時期

其の時は僕が勇飛達の通ってる学校に迎えに行って三人で帰る

其れが当たり前だった

其の日は丁度飛羽が風邪を引いて一緒に帰るのは勇飛だけだった

現れた勇飛は泣いてた

取り敢えず家に帰って

勇飛の部屋には飛羽も居るから僕の部屋に入らせた



原因は些細な事で

些細な行き違いから勇飛は『嘘つき』になり、孤立したのだ

此処まで泣きじゃくる勇飛を僕は久しぶりに見た気がした



聞いてるだけで誤解だってのは分かった

でも其処までを正常に分析出来るまでもなく

勇飛は不登校になった



急に学校行くってなったから驚いた

行く理由も僕には話してくれた


勇飛
飛羽だけじゃ、姉さん心細いかなって…



多分そんな事で良くって決めたんじゃないんだろうけど

僕は心から笑えた気がしていた

繋いだ手を放さないように

此の手を離したら

本格的にあの子は壊れてしまうから


あの些細な出来事は

結局誤解を解けずに終わった

今の学校はあそこの小学校の生徒は殆ど通わない


勇飛にとっては逃げたつもりなのかもしれない



誰にだって逃げたい時はある

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