勇飛は変わった
嫌われないように
言葉を選ぶようになった
家族相手でも
笑顔もぎこちない時がある
でも其の理由はきっとトラウマから来てる物なんだ
だから、僕にはどうしようもない
勇飛もショッピくんみたいに
不登校の時期があった
4~6年生の時
卒業式にも出れないくらいだった
勇飛が4年生であの時はまだ日が結構差してた時期
其の時は僕が勇飛達の通ってる学校に迎えに行って三人で帰る
其れが当たり前だった
其の日は丁度飛羽が風邪を引いて一緒に帰るのは勇飛だけだった
現れた勇飛は泣いてた
取り敢えず家に帰って
勇飛の部屋には飛羽も居るから僕の部屋に入らせた
原因は些細な事で
些細な行き違いから勇飛は『嘘つき』になり、孤立したのだ
此処まで泣きじゃくる勇飛を僕は久しぶりに見た気がした
聞いてるだけで誤解だってのは分かった
でも其処までを正常に分析出来るまでもなく
勇飛は不登校になった
急に学校行くってなったから驚いた
行く理由も僕には話してくれた
多分そんな事で良くって決めたんじゃないんだろうけど
僕は心から笑えた気がしていた
繋いだ手を放さないように
此の手を離したら
本格的にあの子は壊れてしまうから
あの些細な出来事は
結局誤解を解けずに終わった
今の学校はあそこの小学校の生徒は殆ど通わない
勇飛にとっては逃げたつもりなのかもしれない
誰にだって逃げたい時はある












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。