【ヒサメside】
あれから何分間。私とスズキ君で共闘し、カンナちゃんを膝つかせるまで沈める事が出来た。
そしてカンナちゃんは、何も知らない私達をより絶望させるかのようにクスりと笑った。
その時、カンナちゃんの顔から鱗のような模様が浮かび上がったと思ったら、カンナちゃんを囲むかのように炎が大きくなった。
爆発後、目を開けるた私には何ともなかった。どうやらスズキ君が身を呈して守ってくれた。でも肝心のスズキはボロボロだった。
カンナちゃんは嫌味のように、リデュースとやらの力を自慢し大きく笑った。でも段々と笑い声は泣き声へと変化した。
その瞬間、今のカンナちゃんが昔のカンナちゃんと重なって見えた。
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こうしてカンナちゃんが泣いて謝っている間、私は動こうとしなかった。
たとえ具現化したリヴァイアサンが近づいてるとしても。
何故かモヤモヤしたから…
なんだろう…この気持ち…
今の私があるのは、あの時カンナちゃんが一緒にいてくれたから。
大事な事を教えてくれたから。
名前をくれたから。
このまま捕まればカンナちゃんの命はもう減らなくて済む…
私は上から、自分のDNAである氷とドラゴンを具現化させた。
私は安心させるために笑顔で応える。
飛びかかってくるカンナちゃんに、カンナカムイの落雷である物を作り体を痺れさせる。
そして私は一箇所に強い雷を落とした。
私は気絶したカンナちゃんを優しく横抱きをする。
【カゲチヨside】
状況が一変した事と驚きのあまり固まる。そんな状態の俺にゼクスは近づいてきた。
『...おしまい」。
その一言が発せられた瞬間、俺の心臓が貫かれた。
少しずつゼクスが俺に近づくと、背後から赤い何か…いや、俺と同じ血液の刃がゼクスを攻撃した。
だが、それに気づいたゼクスは急いで後ろに避ける。
そして俺の目の前に知らない女性が現れた。
は?俺が殺されると困る…?
急に俺の目の前に現れたけど、正直覚えてない。というか会った事すらないはず…
ゼクスは戸惑いながらも謎の女性に突っ込みに行った。
謎の女性は急に手を広げたと思ったら、ゼクスを抱きしめた。
すると、突然あの人から魔法陣みたいなのが地面から浮かび上がってきた。
俺が戸惑ってる間突然近づいたと思ったら、貫いたままの槍を遠慮なく抜きやがった。
理解が…追いつかねぇ…
けど…コイツが邪悪だって事はわかる…
俺は後ろへ振り向き、ギバーの目が写した先を見る。
すると、そこには二人の異宙人が立っていた。
ふざけんなっ…!
人間を皆殺しにするって…その為にファミリア達をハメやがって…!!
コイツと付き合ってる場合じゃねー。
早くファミリア達を助けに行かねぇと!!
心臓が修復された事により体がようやく動ける状態になった。それを好機に俺は全力で走った。
その瞬間、背後から吸血鬼がのしかかり、髪を掴んで動けない状態にしてきやがった。
ギバーはそう言いながら、段々と俺に近づいてくる。
そして俺との距離が零にも等しいぐらい近づいた瞬間、急にしゃがんだと思ったら俺の両頬を掴み無理やり目線を合わしてきた。
【シディside】
夜になった為力は出せず、サトウも助っ人として来てくれたが、敵が謎の力を使った事によって勝機が下がってしまった。
少年は狂気に満ちた笑顔でこちらを攻撃しようと構える。
サトウは俺を守る為に、ワザと敵に近づいて攻撃を受けた。
―to be continued―











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!