私がホームレスになった理由。
それは、私が”なんでもできる子”だったから。
保育園児のころ、私の親は私の得意を育てようとしていた。
そういい、私の親は国語、数学、理科、社会、英語の教
科書と、絵具道具、クレヨン、小説の本、などを
私の前に並べた。
私は両手で、バンッと叩いた。それは、
”数学”と”理科”だった。
その1年後、まだ保育園児だ。
私は中学レベルの数学と理科の問題が解けるようになっていた。
私は人に問題を出すのが好きになっていた。
私は、国語を何もやっていなかったから、語彙力は低い。
でもなぜか、煽り力だけは高くなっていた。
その会話は、私が問題を出す事に続いた。
私の親は、それに耐えきれなくなったのだろう。
その瞬間、私の親が私をビンタした。
私は泣きながら走った。
走り続けた。
泣き止むまで。
いつの間にか、知らない所へ来ていた。
(路地裏か…?)
屋根があり夜中で暗く、道がよく見えなかった。
私は正面を見る。
目の前は、影がなくて明るい。
「人間は明るい所へ行きたがる。」
これは本当らしい。
私は大股で1歩、前に進んだ。
その瞬間、私の目に反射するくらいの眩しい星空が目に映った。
それから、私はここに住むようになったのだ。
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誤字とかあったら言ってくれると嬉しーです!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。