第22話

# 20
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2024/05/24 09:00

あの試合から 、もう数日が経過していた 。

総司とは別に何もなく 、いつも通り 。


沖田総司
 オレ 、次の大会で優勝して …… 


あなた
 (言いたいことって 、結局何やったんやろ ……) 

あの日の総司の言葉を思い出しながら 、友達と屋上でお弁当を食べていた 。

.
 お〜い 、あなた ? 

あなた
 っな 、何 ? 

.
 ま〜た沖田君のこと考えてたんやろ ! 

あなた
 ちゃ 、ちゃうし ! 

.
 嘘や 、顔赤くしとったし〜 

それが友達にバレて 、いじられながら必死に否定していた時 。

沖田総司
 もーらい 

あなた
 っ 、あ ! 

どこからかやって来た総司に 、横から卵焼きを取られた 。

沖田総司
 ん 、めっちゃ美味いわぁ 

あなた
 もぅっ …… 

ニヤニヤしている友達を軽く睨んでから 、私ももう1つの卵焼きを口に入れた 。

.
 けどほんま 、あなたって料理上手やんな 

「 うちも食べたい 」と友達も私のお弁当箱から唐揚げを持っていった 。

あなた
 ちょっ 、2人とも ! 

沖田総司
 ええやん 、料理上手なんはほんまやし 




沖田総司
 将来嫁にほしいくらいや 


あなた
 …… え ? 

聞き間違いじゃなければ 、総司は今とんでもない爆弾発言をした気がする 。

沖田総司
 …… ほな 、俺は戻るわ 

あなた
 っ 、ちょお待って !? 

あなた
 総司 !? 

私の静止は届かず 、総司はそのまま去っていった 。

あなた
 い 、今の何やったん …… !?// 

.
 (何で付き合うてないん …… ?) 

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