第11話

⁰⁰⁹
97
2026/02/01 06:10 更新












  小柳 ꜱɪᴅᴇ






kyng
  …… はぁ  






  着いて行きたい気持ちはやまやまだが 、
  負傷した身体は思うように動かない





  どうか危険な目に遭わないように 、と
  祈るしかない歯痒さに思わずため息が洩れた






kyng
  何やってんだか  






  もっと他に 、
  方法はあっただろ





  なんだよ 、犬にしてくれって





  … でも 、
  仕方なかった





  突然辞めたと教えられて 、
  それ以上何も情報がなくて





  それなのに突然目の前に現れたと思えば
  お節介焼いて





  家に来てみりゃ 、
  すげーマンションに住んでるくせに
  全然物がなくて





  嫌でも 、察しちまった





  " ああこの子 、死ぬんだな "
  なんて 、ぼんやり気付いた






kyng
  …… なんでそうなるんだよ  






  よく笑う 、
  お花みたいな子





  ほんとうは 、違ったんだろうか
  笑っていなければいけなかったんだろうか





  だってあまりにも 、
  用意が周到過ぎるだろ





  きっと 、
  思い付きで死のうとしてるわけじゃない





  じゃなきゃ 、
  服も物も 、捨てたりしない





  ほんとうはいつも笑顔の裏で 、
  死ぬことを考えていたのだろうか





  …… もし 、そうなのだとしたら 、
  そう考えてしまったら





  こんな傷なんかよりも 、
  そっちの方が余程 、痛かった













  煌
  私用で浮上できておりませんでした  
  煌
  更新頻度が落ちるとは思いますが
  暖かい目で見守って頂ければ幸いです  












プリ小説オーディオドラマ