・一歌視点・
あの招待の音源が届いてから数週間が経過した。
あれから前回の人狼ゲームに参加していた人達に連絡をとった。
すると、みんなの元にこの招待が届いていることがわかった。
そして確信する。
ミクはまたデスゲームを、誰かを地獄に陥れるようなゲームをしようとしているのだと。
いつしかそう思ってしまうようにもなった。
でも、私は知らなかった。
その時が少しづつ近づいていることに。
・司視点・
そう言って俺は笑顔を見せる。
今現在、俺たちワンダーランズ×ショータイムはステージの上でもうすぐある公演の準備をしていた。
ふと類が尋ねる。
俺はえむと寧々の方を見た。
二人は顔を見合せて微笑んだ。
てことは…二人の技術面が上達してきたという事だろうか。
類が笑顔をあっという間に消し去ってスマホを手に取る。
スマホ画面をちらりと見つめて答える。
確かに、あれから数週間が経った。
なんなら何も起こらなさすぎて忘れていたほどだ。
二人もスマホを見て頷く。
類が神妙な顔で呟く。
俺は否定できなかった。
なぜなら、俺もそんな予感がしていたからだ。
・愛莉視点・
気になって私はメンバーに尋ねた。
ふいに遥が口を開く。
真剣な眼差しがこちらに向けられた。
そう、そうなのだ。
いつも練習しようとしても頭のどこかでデスゲームのことについて考えてしまって集中できない。
怖いのだ、いつその時が来るのか。
みのりが声を上げて私の両手をとる。
私を真っ直ぐに見つめるとにこりと笑った。
ほかの三人も同意してにこやかに笑う。
私は一息ついてから「そうね」と呟いた。
・杏視点・
練習終わり、彰人がそう話しかけてきた。
動揺してしまって慌てて顔を隠す。
なんやかんや、彰人に動揺してるところとかを見られるのは恥ずかしいものだ。
そう聞かれて頭をフル回転させる。
その心当たりは思ったよりもすぐに見つかった。
あの招待の件だ。
あれをずっと引きずっている。
私はそっぽを向きながらそう呟いた。
声に出したらより一層不安が高まる。
また、人狼ゲームの時みたいなことになったら─
そう考えるだけで胸が痛い。
背後からそう声が聞こえてパッと振り向く。
そこには冬弥とこはねがたっていた。
二人が笑いながら呟く。
そしてこはねは私の手をとって笑った。
・絵名視点・
私たちは現在、今では恒例となったファミレスでのオフ会をしている。
そこでの話題はもちろん─
あのデスゲームのお誘いだ。
しかし、まふゆってのは─
ぷぷっと笑いながら瑞希が言う。
私も頷いてまふゆをみつめた。
まふゆは相変わらず無表情で頷く。
でも、前よりかは表情が緩くなった気がしていた。
奏がほほ笑みを浮かべてまふゆをみる。
まふゆは頷いて私たちを順番に見た。
私たちのオフ会はこんな感じで時間が経過していくのだ。
・一歌視点・
あれから一週間後、私たちは外で練習をしていた。
みんなの飲み物を買ってきた私はそれらをベンチの上に置いて微笑んだ。
相変わらずみんな志歩にリードされて頑張っているようだ。
そう思った時、目の前が突然光出した。
志歩の叫び声が聞こえたが、その時には目の前の白い光の中に全員吸い込まれていた。
その場に残されたのは─私が持ってきた飲み物だけだった。
硬い地面に気づいて目を覚ます。
そこは─
あのゲーム会場だった─。
あとがき
主です!!
今回もお気に入り登録などたくさんありがとうございます!!
…でなんなんですけど!
主テストが近づいていて勉強しないと非常にヤバいのですよ…泣(まだ中学生)
なので申し訳ないのですが投稿頻度が落ちるかもしれません!
ちゃんと書けるようにはするのですが、来週は特に無理です…!!
把握お願いいたします!
戻ったら毎日投稿します、もちろん!!
これからも応援よろしくお願いします!!

































編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!