【 ゆあんside 】
というわけで俺達は今 、早速森から出て混沌之始地に向かうまでの道のりを辿ってる
ただ 、まだ森からは出れてないからさっきからずっとたくさんの悪意の意思と会ってんだよね …
「「「 す … すいません 」」」
見かねたじゃぱぱが俺達に注意喚起という名の説教(? を始めた
しかも正論だから何も言い返せないし …
俺達なりに警戒はしてたつもりだったけど 、やっぱ心の何処かではじゃぱぱがいるし大丈夫と思っちゃうんだろうな〜 …
と 、俺がそんなことを考えていると …
俺達はいつの間に迫ってきていたのか分からない悪意の意思に囲まれてしまっていた
しかも今回はもふさんが触られてダメージを受けてしまった
そうしてじゃぱぱの力で周りにいた悪意の意思は光に飲まれて消えた
でも …
ダメージを受けたもふさんは未だに辛そうな表情をして倒れている
治す方法 …
御神体であるじゃぱぱなら何か知ってると思って聞いた質問
それに返ってきた言葉は言い方は素っ気なくても 、じゃぱぱも もふさんを治そうとしてくれていることが分かった
そしてもふさんのそばに寄っていた俺等は 、全員邪魔しないように離れた
じゃぱぱ は 、もふさんに手をかざす
すると 、翳している手から温かい光が放たれてもふさんの傷口を包み込んでいく
そして 、時間が経つにつれて光が少しずつ収まっていき …
完全に光がなくなったときにはもふさんはもう辛そうにしていなかった
でも …
代わりというように治療していたじゃぱぱの顔には苦悶の表情が浮かんでた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!