緑谷くんと共に行動していると、
彼は少し後ろめたそうに聞いてきた。
彼のことだからきっと、
俺を助けられなかったことを悔やんでいるのだろう。
ヒーローに向いてる。
あの後と言えば、ああ…あまり思い出したくない。
念のためね。
これを聞いたら大体の人は
不快な気持ちになると思うから。
俺の質問に、緑谷くんは目を見張った。
脳無に連れ去られた後、
俺は敵達と一緒のところへ連れて行かれた。
とはいえ、敵達とは隔離されていた。
AFOと2人になった時点で察したけどね。
お察しの通りかは分からないが、
俺は彼に襲われた。
緑谷くんには少し刺激が強かったかな。
昔じゃ良くあったことだけどね。
俺は元々快感を感じなかったんだけど、
AFOが手に入れた個性によって感じるようになった。
あの時ばかりは吃驚した。
初めての感覚だったからね。
まあそんな感じで、襲われたわけなんだけど。
まあ彼奴が無理やり俺の感度を
上げたからってのもあるけど。
1万倍とか初めて聞いたし。
ダムが決壊したように快感を拾い上げた。
つまり1万倍のまま拾ったってこと。
ごめんまじで馬鹿。
安心してください、今は大丈夫です。
いやまあそれのせいで
快感は感じるようになっちゃったけど。
あ、そこ気になる??
まあ皆誰しも気になるか。
大分間が空いた後、
緑谷くんはきょとんとして言った。
変えられても2時間くらい。
それだけで彼奴が満足するわけもなく、
無理して半日くらい変えてたわ。
あれのせいで多分俺の痣濃くなったわ。
危うく廃人になるところだった。
今まで犯された中で一番危なかった。
いや〜八つ当たりはごめんだね。
何かが心に突っかかったが、
それを無視して緑谷くんを見る。
理解はしなくていい。
彼奴も1人の人間なんだ、って。
分かってくれればそれでいい。
俺がそう聞くと、緑谷くんは
待ってましたと言わんばかりに喋り始めた。
懐かしい声に、俺は目を見開いた。
緑谷くんのすぐ後ろに駆藤くんがいたから。
会えたのは嬉しいが、少し後ろめたさがある。
皆見殺しにしてしまったから。
俺の気持ちに気付いたのか、
駆藤くんはそう言ってきた。
そう言った駆藤くんに、
緑谷くんが少し驚いた表情をする。
緑谷くんの発言に、駆藤くんが思案しだした。
『OFAの意思の中でずっと見ていた』
そう付け足した駆藤くんは、再び視線を落とした。
普通に恥ずかしいな。
俺が4代目の四ノ森くんと一緒に
森ではしゃいでたのバレてるのか…。
俺が恥ずかしい思いをしている間にも、
緑谷くんと駆藤くんは思考を巡らせていたらしい。
俺だけか、話題に取り残されてんの。
そっか、彼奴本名名乗ってないのか。
忘れてたわ。
先日の話を思い出したであろう緑谷くんが、
少し顔を赤く染めながら納得した。
むしろ感謝してほしいところ。
☆900ありがとうございます😭😭💖💖
これからもちまちま書いていきますので、
どうぞよろしくお願い致します…!!🙏🙏💕













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!