第52話

#.1人の人間
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2026/07/14 11:00 更新





















緑谷出久
あなたくんは、あの後どうしたの?




緑谷くんと共に行動していると、
彼は少し後ろめたそうに聞いてきた。



彼のことだからきっと、
俺を助けられなかったことを悔やんでいるのだろう。




ヒーローに向いてる。




あの後と言えば、ああ…あまり思い出したくない。




あなた
うーん…言っても引かない?




念のためね。



これを聞いたら大体の人は
不快な気持ちになると思うから。




俺の質問に、緑谷くんは目を見張った。



緑谷出久
うん…引かないよ


あなた
じゃあ言うけど




脳無に連れ去られた後、
俺は敵達と一緒のところへ連れて行かれた。



とはいえ、敵達とは隔離されていた。





AFOと2人になった時点で察したけどね。




お察しの通りかは分からないが、
俺は彼に襲われた。



緑谷くんには少し刺激が強かったかな。




昔じゃ良くあったことだけどね。



俺は元々快感を感じなかったんだけど、
AFOが手に入れた個性によって感じるようになった。



あの時ばかりは吃驚した。



初めての感覚だったからね。




まあそんな感じで、襲われたわけなんだけど。



緑谷出久
…っ、
あなた
俺さ、快感に弱いみたいなんだ
あなた
だからめちゃくちゃにされたよ




まあ彼奴が無理やり俺の感度を
上げたからってのもあるけど。



1万倍とか初めて聞いたし。




ダムが決壊したように快感を拾い上げた。




つまり1万倍のまま拾ったってこと。



ごめんまじで馬鹿。





安心してください、今は大丈夫です。



いやまあそれのせいで
快感は感じるようになっちゃったけど。



あなた
余裕で腰砕かれたね
緑谷出久
でも…AFOは今
呼吸器がやられてるんだよね
緑谷出久
その状態でどうやって…




あ、そこ気になる??



まあ皆誰しも気になるか。



あなた
その時だけ俺が若返らせたよ



緑谷出久
え?




大分間が空いた後、
緑谷くんはきょとんとして言った。



あなた
俺ね、他人の肉体年齢も変えられるんだ
あなた
と言っても少しだけだけど




変えられても2時間くらい。




それだけで彼奴が満足するわけもなく、
無理して半日くらい変えてたわ。



あれのせいで多分俺の痣濃くなったわ。




緑谷出久
痣が濃くなったのってもしかして…
あなた
勿論日々の積み重ねもあるよ
けど、多分大部分はそれのせい




危うく廃人になるところだった。



今まで犯された中で一番危なかった。




あなた
まあつまり魔王サマの正体はさ、
自分の感情も操作できない人間さんだよ




いや〜八つ当たりはごめんだね。


緑谷出久
彼奴も…人間……
あなた
結局皆人間だよ





何かが心に突っかかったが、
それを無視して緑谷くんを見る。



あなた
だからね、対人間として戦ってほしい




理解はしなくていい。



彼奴も1人の人間なんだ、って。




分かってくれればそれでいい。



緑谷出久
…勿論、そのつもりだよ


あなた
そっか、流石緑谷くん
あなた
ところで、駆藤くん達は元気?




俺がそう聞くと、緑谷くんは
待ってましたと言わんばかりに喋り始めた。



緑谷出久
うん、皆さん元気だよ
あなた
なら良かった




























駆藤敏次
元気そうだな、あなた




懐かしい声に、俺は目を見開いた。




緑谷くんのすぐ後ろに駆藤くんがいたから。



駆藤敏次
他の奴らも会いたがっていたが…
代表して俺が出てきた


あなた
駆藤くん…




会えたのは嬉しいが、少し後ろめたさがある。



皆見殺しにしてしまったから。




駆藤敏次
…俺達のことは気にするな




俺の気持ちに気付いたのか、
駆藤くんはそう言ってきた。



あなた
……元気そうで良かったよ
駆藤敏次
あなたは少し感情が豊かになったか?





そう言った駆藤くんに、
緑谷くんが少し驚いた表情をする。



緑谷出久
僕は…怪影くんの表情が
薄くなったと感じたんですけど…
緑谷出久
2代目からすると
豊かになったと感じるんですか?




緑谷くんの発言に、駆藤くんが思案しだした。



駆藤敏次
……俺達といた時は、
あなたの感情や表情はないに等しかった



緑谷出久
そんな…



駆藤敏次
……確かに、今思えば段々表情が
豊かになっていったような気がする




『OFAの意思の中でずっと見ていた』


そう付け足した駆藤くんは、再び視線を落とした。




あなた
全部見られてたのかぁ…




普通に恥ずかしいな。



俺が4代目の四ノ森くんと一緒に
森ではしゃいでたのバレてるのか…。



緑谷出久
…どういうことなんでしょう




俺が恥ずかしい思いをしている間にも、
緑谷くんと駆藤くんは思考を巡らせていたらしい。



俺だけか、話題に取り残されてんの。



あなた
うーん…俺もイマイチ……
あなた
全に聞くしかないかぁ…
駆藤敏次
全…?
あなた
ああ、AFOのことね




そっか、彼奴本名名乗ってないのか。



忘れてたわ。



緑谷出久
え、聞けるの?
緑谷出久
あ…そっか…




先日の話を思い出したであろう緑谷くんが、
少し顔を赤く染めながら納得した。



駆藤敏次
…お前……相変わらずだな
あなた
そうしないともっと沢山の人が死んでた
あなた
そうなると俺にデメリットしかないからね




むしろ感謝してほしいところ。



駆藤敏次
まあ…気を付けろよ
あなた
うん



























☆900ありがとうございます😭😭💖💖


これからもちまちま書いていきますので、
どうぞよろしくお願い致します…!!🙏🙏💕












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