第7話

#7
3,800
2024/02/29 10:50 更新
案内された客室は一つのベッドと簡易的な机が置いてあるシンプルな部屋




その後トイレとお風呂の場所だけ説明してもらってロウは一旦自分の部屋へと戻って行った




「ふぅ…」




部屋に入りベッドにダイブすると思わずため息がこぼれる




家出って結構めんどくさいな




ていうか泊まる場所とか全く考えてなかったのは流石に馬鹿だったよね



と思うと思わず自分で苦笑してしまう




ロウがいてくれて助かった




蘭と弦、おまけにマリスまで見られちゃったのはまずいかもしれないけど




あの人約束は守ってくれそうだから




時計を見ると時間は午後11時半を指していた




もうこんな時間に




「弦〜荷物」




そういうと前にぽわっと光が出てきて式神の弦が現れる




弦「はい。ここにあるぜ」




そういうと優しく荷物を床に置く




服や必要なものは全て持ってきたのだ




「ありがとう」




そういうと弦は消えることなくベッドの横の腰をかけた




このままベッドに寝っ転がっていたらこのまま寝てしまいそうだ




何とか気力を振り絞り起き上がって寝間着に着替えることにした




そのまままた倒れるようにベッドに寝っ転がると




隣にいた弦に安心しながら




そのまま眠りに落ちた_______



















「___ん…?」




うっすらと瞳を開けるとチラチラと光が当たる




少し上を見れば半分ほど空いたカーテンから日が差していた




朝か




手元に置いてあるスマートフォンを見ると時刻は8時を指していた




ちょっと寝すぎたかも



それほどに疲れも溜まっていたんだろうと重たい体をゆっくりと起こした





部屋を出ると朝なのに薄らと暗い廊下




廊下の窓の全てのカーテンが閉まっているようだ




流石に人の家のカーテンまで勝手に開けるのは申し訳なかったので




そのまま昨日教えてもらった洗面所へと向かい扉を開ける









ガチャ










小柳「あ」




「え」









ガチャン








反射で扉を閉めてしまった





しばらく沈黙が流れる




ドアを開けた洗面所の先には上裸のロウ









いや、ちょっと待って




上裸…









なんやかんやかれこれ16年間男の人と接することが無かったから









あまりの急な出来事に思考が停止する









手に掛けていたドアノブが動いたかと思ったら向こうからドアが開いた




その先からは再びロウが顔を出す






小柳「いや無言で締めんなって」




よく見ると髪から水滴がしたたり頬がほんのりと赤い




それにだいぶ引き締められた体




綺麗に割れている腹筋




小柳「なに」




見つめすぎていたのかロウが少し不機嫌そうに顔をしかめる




「別に…」





小柳「ここ使うか」




そうたずねられると自分の目的をやっと思い出しこくんと頷く





すると再び扉を閉めるとほんの十秒ほどでロウがちゃんと服を着て出てきた




小柳「ん」




「どうも」




廊下を進むロウは欠伸をしながらぺたぺたと歩いて行った




洗面所に入り顔を水でサッと洗う




そのまま部屋に戻り寝間着から着替える



鏡で自分の姿を確認し自室を後にした
























_____________________




今更ながら、式神の蘭のイメージ画だけ🙏

プリ小説オーディオドラマ