しばらくして連絡を聞いて駆けつけた
目暮警部や他の刑事たち、蘭やおっちゃんが来た。
俺の中ではもう犯人は大方予想ができている。
まず、あなたちゃんは幼稚園の帰り、
直で本屋に向かったんだ。
おそらく、本屋で何かしらのトラブルが多発し、
帰りが遅くなってしまった。
そしてあなたちゃんがこの路地の前を通った時に、
足元に血が見えたんだ。
これは犯人があなたちゃんを
おびき寄せるための罠。
多分あなたちゃんは誰か怪我をしているの
かもしれないと思って路地に入ったんだ。
あんまり危ない所にほいほい行く子じゃないしね。
そこで犯人と遭遇。
危機を感じてこのメモとペンを残してくれたんだ。
そういえば、朝会った時も鉄のような匂いがしたな
よし。まず情報は大丈夫だろう。
あとは場所なんだが…
この近くっつっても探すには時間がかかりすぎる。
それに動悸がよく分からねぇ…
身代金目的なら、電話とか寄越すはずだし…
あの男が連続誘拐事件の犯人と同一人物なら、
他の子達も戻ってきてないのも引っかかるな…
もしかしたら…それだとあなたの命が危ねぇ!
早く見つけ出さないと…
なんだかフラフラ、する…
視点も定まらねえ…ッし、
俺はその場に倒れこんだ。
松田刑事が俺のことを呼んでる声がするけど…
俺の意識はそこで途切れた。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。