第2話

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2025/12/02 11:14 更新
 
 教室の隅の席でうつ伏しながら教室を眺める。

 普段と変わらない景色。


 陽キャの男子が笑いながら話していて、

 陰キャの女子が難しそうな本を読んでいる。


 最愛の人が教室の扉の近くで後輩と話しているところを

 目で追いかける。
 
🍤
なーにみてんの、えっちー
 
 急に教室の景色が最愛の人の顔で埋まる。

 いたずらっ子のように笑いながら、
 頬をツンツンしてくる。 


 そんなに面白いのか、余計に笑い始めた。

 陽キャの癖に、陰キャの俺に構うだなんて。
 
🧣
んっ、…やめろ…って…
 
 手を出してツンツンしてくる手を止めると

 最愛の人はふにゃっ、と笑ったのと同時に、
 少し驚いたような感じでほおを赤らめていた。


 そんな顔に少しグッとくる。
 
🍤
お前…喘ぐなよ…
 
 急に何を言うかと思えば、

 あまりにも男の子らしい言葉だった。


 その言葉を俺に使うのかが、

 意味わからないところなのだが。
 
🧣
喘いでねぇよ、脳みそ詰まってんのか?
 
 少し青い顔をしているのが自分でもわかる。

 最愛の人は面白おかしそうに笑っている。


 こんな日常の時間が本当に幸せで

 こんな日常のやり取りが本当に幸せで。


 ずっとずっとこの時間が続けば良い。

 そんなことをずっと考えている。
 
🍤
脳みそ詰まってますー、
🍤
お前こそ脳みそ詰まってんのか?
 
 脳みそ詰まってなかったらこんな幸せ感じてない。

 なんて考えながら少し笑う。


 こんなこと言ったら最愛の人は調子に乗って

 色々な人のところに言いに行くのだろう。


 だから、こんなこと絶対に言えないけど。
 
🧣
ほーら、授業始まるよ?、
 
 時計を指さして言う。


 最愛の人は少し慌てた様子で

 自分の席へ戻って行った。
 

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