※記念日は適当です
樹side
急な飲み会から帰り
シーン
返事がない
リビングに行くと北斗が居た
え?無視?
彼氏を無視する彼女がどこにいるんだよ
カッチーン
頭きた
バタン
ほんとなんなんだよあいつ
家の近くのコンビニにはいる
暇でスマホを触っていると
カレンダーが目に留まる
カレンダーのアプリを何となく開いてみると
【今日は《付き合って3年目》です。】
今日何日だ!?
だからか、
だから北斗はあんな態度だったんだ、
3年目とかは忘れやすいからちゃんと樹のカレンダーにも書いとくね
そう張り切っていた北斗の言葉が走る
俺は、、何時まで飲みに行ってんだよ、
急げ、
急いで俺と北斗の家に帰らないと
ガチャ!
ギュッ
ケーキまで作ってくれていたなんて
それに机に並べられた料理は北斗の手作りだろう
ラップがかけてあった
俺は呑気に何の連絡もせず飲みに行ってしまった
そして呑気に酔っ払って帰ってきた
風呂を急いで出る
リビングに行くと北斗がスマホを見ていた
こちらに向いた北斗の顔は笑顔だった
でも、
目が赤くなっていた
ギュッ
震えている声で一生懸命話してくれる
そんな北斗にさらに愛おしさが増す
それと同時に申し訳なさも増す
来年は、いや、これから先ずっと泣かせないから
あ、それは嘘、北斗泣き虫だからサプライズしたら泣きそう
それは許してよ
悲しい涙は流させないから














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!