俺は仕事終わりで家に帰る。
なお、他の2000は帰るのがもっと遅い為、
電車通勤で帰るのは俺だけである。
覗いてみると0時3分に北千住駅を出発する南栗橋行があった。
ギリギリだ。南栗橋行を逃すと家には帰れないからである。
そう思いながら座る。
しかし俺が電車で寝ると大惨事になってしまう。
だからできるだけ寝ないことを心掛ける必要があるが、
疲労の為に眠ってしまった…。
目を覚ますと、先程の都会な風景とは打って変わってのどかな風景であった。
…完全にやらかした。
今、俺に声をかけた車掌。
何を隠そうこいつが恐らく俺を眠らせた張本人であるまださいたまであった…。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!