Pルート
〜〜〜
【痛っ…もう、やめて…】
「ははっ!泣いてやんの!!
ダッサーー!」
「あっこんなおっきい石見つけたぜ!」
ドンッ!!
【い゛っっ!!】
「あっもうこんな時間だ、
帰らなきゃ、ははは!」
たったったった
【…………はぁ、】
むくり
暗い顔をしながらゆっくりと歩き出す
ひそひそ
「まあ、あのFriskよ…
汚らしい…
なぜ生きているのか疑問だわ」
【……。】
ギ゛ロ゛ッ゛
怖い目つきで睨む
「まあっ怖い……
はやく帰りましょう
気色の悪さが移るわ」
(お父さんもお母さんもある日パタッと
帰って来なくなった。)
(私には、生きている資格なんてないのかもしれない。)
(…!そういえば…)
『イビト山』
(登った者は2度と戻らない…だっけ。
確か此処から近かったはず。)
(確かけっこう前にイビト山に生贄として落ちた子供がいたような。
ちょうど、私と同い年くらいの。)
(名前は…Cha……。
なんだっけ。)
(とりあえず、登ってみよう。)
ーー
強い風が吹く
【さむっ…。】
【なんだか、不思議な感じがする。
この山、すごく深い。】
ごくり。
息を呑む。
【ここから飛び降りれば、
誰からも見つけられることなく
死ねる。】
【…よし。】
【さようなら。】
そう言い残すと、
山の奥深くへ真っ逆さまに落ちていった。
〜〜〜
ぎゅっと握りしめたママの手は
とても暖かかった。
もうほぼ自分の勝手な妄想です(;´∀`)
というかFriskのお父さんとお母さんは、
Friskがまだ小さい時に
Friskを殺そうと企んでいた人を殺したと同時に
殺されたとかがいいなあと思っております
まあまだ考え中だからまるっきり変わるかもしれんけど()
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。