第6話

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2024/07/10 14:00
俺には3歳上の姉がいた。
小さい頃から優しくて、どんなときでも俺を
思いやってくれてた。
両親が居なくなったあとも、暫くずっと、一人で親の
代わりに頑張ってくれていた。
でも、










ときどき、泣いていることがあった。
疲れたと、そう言って。
でもあなたには生きててほしいと、そう言って。









怖かった。
少し対応を間違えただけで壊れてしまいそうで。




俺は不器用だったから、家事を手伝うことしかできなかった。何も出来なかった。
姉を慰めることも、励ますことも。
でも姉は、そんな俺を詰ることもせず一人で頑張り続けた。




































頑張りすぎたんだ。










違和感を覚えたときには、もう遅かった。
手首から赤い液体を流した死屍ししがそこに有った。
それが姉のものと気づくのには、時間がいった。
あなた
は、え?
あなた
なにこ、
あなた
......ねーちゃん...?
あなた
なぁ、
あなた
起きろよ...、
あなた
お姉ちゃん、
あなた
起きてよ...!!泣
あなた
こんなことって...!!
あなた
う"ぁあああああぁぁあ!!
叫んで、叫んで、泣き伏した。
あなた
なんで、なんで...っ
あなた
ねーちゃんが...っ、
あなた
俺が...っ、
あなた
助けて...........っ、

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