第2話

2
91
2024/03/25 15:57
数日前
臣下
こちらが ここ数日「色移病いろうつり」をわずらった国民のデータを数値化したものであります
王様
……まだ収まらないのか…
何か尻尾は掴めそうにないのか?
臣下
それがまだ……
仮に首謀者が現れたとして、この国の兵士たちはもう使い物になりません
臣下
そのうちの何人か、色移病に掛かった者もいますし……
第一、あの隊長の調子じゃあ……
王様
…………
ラーシャ・ドリーミ
ラーシャ・ドリーミ
お父様……
王様
…やむを得ん。
至急、あちらの世界に通信。現状は伏せつつ、ヨヨ殿に来てもらってくれ
王様
あの方なら何かいい解決法を教えてくれるはずだ
臣下
直ちに手配いたします


ラーシャ・ドリーミ
ラーシャ・ドリーミ
(私もなにか……やるべきことをしなくちゃ……!)










ゴンゴンッ
兵士
…隊長、本日のトレーニングメニューは……













「父が組んでいたメニューでも、やっててください」










兵士
またこのパターンか……
兵士
仕方ねえさ
あんな事があったんじゃなあ……
兵士
けど、俺達も国の為に必死に戦ってるんだ!
もう少し粘れば、隊長だって きっとやる気に……!

ラーシャ・ドリーミ
ラーシャ・ドリーミ
あら、兵士の皆さん
こんな朝早くからトレーニングですか?
兵士
おっ、王女様!!
兵士
おはようございますっ!
ラーシャ・ドリーミ
ラーシャ・ドリーミ
おはよう。
ねえ聞こえたのだけれど、今日もいつも通りのメニュー?
兵士
はっはい
それが何か……
ラーシャ・ドリーミ
ラーシャ・ドリーミ
王女たるもの、国や国民を守るためにいつまでも城に篭ってちゃいけないと思って
ラーシャ・ドリーミ
ラーシャ・ドリーミ
だから私もあなたたちと一緒に剣術を習いたいわ
兵士
えっ!?
兵士
いっいけません!危険すぎます!
王女様自らお怪我をなされにいくなんて
ラーシャ・ドリーミ
ラーシャ・ドリーミ
いいえ。国を守るのが時期女王の務め
折れる訳にはいかないの
ラーシャ・ドリーミ
ラーシャ・ドリーミ
どんなに厳しくてもついて行くわ!
お願い……!
ラーシャ・ドリーミ
ラーシャ・ドリーミ
私が好きなこの国を守りたいの!
兵士
王女様…
兵士
分かりました……
ですがご無理はなさらずに
ラーシャ・ドリーミ
ラーシャ・ドリーミ

ええ!必ず、役に立ってみせるわ!


























ガチャ……
ユメミナ・クローズ
ユメミナ・クローズ
ラーシャ様…
ユメミナ・クローズ
ユメミナ・クローズ
ッ……
ユメミナ・クローズ
ユメミナ・クローズ
僕にもっと……力があれば……っ





















ウツリ
ウツリ
こんなに ゆめみるこどもといっしょにねてきたのに
なんでいろがつかないんだ?
ウツリ
ウツリ
またあたらしいこ、さがさなきゃ
ウツリ
ウツリ
いつか、いろのついたゆめをみせてくれること
めぐりあえたらな……

プリ小説オーディオドラマ