そう言って溜息混じりでそういうと
下を向いたまま黙ったままの轟
一旦家に帰らせてもらって
着替えたりして 、再び
目的地が分からないまま着いて行く
そういえば此奴の母親が
病院に入院してんだっけか
そんな話をしていると
目的地の病院に着いた
315 と書かれた部屋番号
の下に轟様と書かれてた
ドアノブを掴もうとする
腕がそっと下ろされる 。
きっと口は出さない方が
彼の為になるんだろうが ...
一言 、そう返事をし 、扉を開く
きっと彼はもう大丈夫だろう
なりたいものに背かず
見続けれたのだから ___
壁に背を預けたまま
腕を組んで仮眠を取ってると
扉が開き 、轟が出てきた
そう言って扉を開けてもらって
轟の母親がいる病室へ入る
轟の母親に一礼する
それから他愛ない話をして話が弾む
雰囲気からして彼女も楽しそうだった
轟はそれを静かに見ていた
結局私が折れて 、家迄送ってもらった















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。