1人残された私はやることもなく教室に戻る
先に教室に戻っていたイェリがニヤニヤしながらはなしかけてくる
次々に質問を投げかけてくるイェリに呆れて本当のことを全て話すことにした
どうしよう、、、右手を開くとくしゃくしゃになった紙
連絡なんてするもんかっ!
なんら変わらない学校生活
平和に過ごすつもりだったのにぃ、、、、!
連絡先が書かれた紙をポケットに突っ込んで考えないようにすることにした
さっきのは夢ですもん、何もありませんでした
現実逃避をしながら1日が終わっていく
放課後になってやっと家に帰れると思い下駄箱へ向かう
そこにはキャ〜!と女子の黄色い歓声
イェリが指さす方向に視線を向ける
やばい!気づかれる!
そこには話しかけてくる女子に笑顔で対応してるものの目が笑ってない悪魔のあいつが立っていた
ずかずかとこっちへ向かってくる
そう言って笑いかけてくるあいつ
なんで名前知ってんだよ
こいつのことだから聞き回って調べでもしたんだろう
周りの女子は誰?だとかえ彼女?なんて騒ぎまくっている
横を見るとすでにイェリには逃げられていた
はぁぁぁ、もう最悪
すっと腕を掴んで進んでいくパクジフン
やっと周りのひとがいなくなり手を離される
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!