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第5話

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2021/07/25 05:35
1人残された私はやることもなく教室に戻る




イェリ
あなた!詳しく聞かせてもらおうか??


先に教室に戻っていたイェリがニヤニヤしながらはなしかけてくる
私
今その気分じゃないんだけど
イェリ
だめ!どこで知り合ったの?どっちから告ったの?みんなに言ってない理由は!?
私
っ、、もういっぺんに喋らないで!ちゃんと言うからっ!
次々に質問を投げかけてくるイェリに呆れて本当のことを全て話すことにした
イェリ
はぁぁぁあ!?ってことは付き合ってないってこと!?
私
だから言ったじゃん、、
イェリ
いやでもそれ嘘ついたってことはあなたのこと好きになったってことじゃん?可愛いし納得
私
いや納得すんなし〜、あいつが好きなわけないじゃん
面白がってるだけでしょ、、てかこっちから願い下げだわ!
イェリ
いいじゃん、イケメンだし?
私
分かってないんだから、、



どうしよう、、、右手を開くとくしゃくしゃになった紙


連絡なんてするもんかっ!





なんら変わらない学校生活


平和に過ごすつもりだったのにぃ、、、、!





連絡先が書かれた紙をポケットに突っ込んで考えないようにすることにした



さっきのは夢ですもん、何もありませんでした


現実逃避をしながら1日が終わっていく




放課後になってやっと家に帰れると思い下駄箱へ向かう





そこにはキャ〜!と女子の黄色い歓声
私
ん?
イェリ
ちょっとあなた、あそこ!
イェリが指さす方向に視線を向ける




私
ぁぁぁぁぁぁぁあ!
やばい!気づかれる!



そこには話しかけてくる女子に笑顔で対応してるものの目が笑ってない悪魔のあいつが立っていた




ずかずかとこっちへ向かってくる
ジフン
ジフン
あなた、待ってたんだよ?
そう言って笑いかけてくるあいつ


なんで名前知ってんだよ


こいつのことだから聞き回って調べでもしたんだろう



周りの女子は誰?だとかえ彼女?なんて騒ぎまくっている




横を見るとすでにイェリには逃げられていた



はぁぁぁ、もう最悪


すっと腕を掴んで進んでいくパクジフン
私
ちょ、痛い


やっと周りのひとがいなくなり手を離される
ジフン
ジフン
なんで連絡しないわけ?紙渡したよね?
私
べ、べつに彼氏でもないのに連絡する必要ないし!
ジフン
ジフン
彼氏って言ったじゃん、もう俺のものだよ?

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