ヒスンside
脅し文句を言っていた声とは違い、どこか優しく懐かしかった2回目の電話。
……確実と言っていいほど、電話の主は違うのだろうな。
そして、HYBEの中をこれまでにないほど全速力で駆け抜け言われた3階の物置部屋に到着した。
…扉のドアノブに手をかけてみたが、なぜか手の震えが止まらなかった。
ジェイは何かに気がついているような感じで、誰よりも落ち着きが見えた
痺れを切らしたのか、…多分この中で今1番ニキと話したいことが多くあるであろうソンフナが俺の代わりに扉を開けてくれた。
…ソンフナはほんとに優しいんだ。ただ、ニキのことになると熱量が篭もる。
いつもなら優しく開ける扉だって
バンっっ、!!!!
壊れそうなくらい、思いっきし開けた。
……そこには、
それぞれ戸惑いながらもニキの安否確認は済ませたところが、さすがマンネにはでろでろな俺たちだと思った
kヒョンに抱き着いたまま悲しそうに俯くニキ
さっきまで、ニキが連れ去られたとかして心配して大変だったのに、
会えたと思って安心したら…ニキが危ないかもしれない、?
…ほんと、どういうことなの、?
ソンフナは悔しそうな顔をして拳を握りしめた
そう言って、ニキがここに連れてこられ目が覚めたところまで話してくれた。
話してる間も、震えが止まらないようでKヒョンに抱きつく力が強くなったのが目に見えてわかった。
そんなニキを囲むように俺たちは座り、ニキの手を握ったり、背中を撫でたりして無理のないよう話してもらった。
何かを言おうとしたソンフナを静止するように、涙目になりながらソンフナの手を握るニキ
……何があったのか、急に外に出ていったことも全て後でソンフナに聞く必要がありそうだ。
険悪な雰囲気の2人を優しい目で見つめるKヒョンの瞳の奥に、どこか恐怖のようなものが見えた




















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。