教室にいつもの笑い声が少しずつ戻ってきた。
昨日までの重い空気は、
柔らかく溶けていくようだった。
たっつんが冗談を言うと、
のあが笑う。
ゆあんとシヴァは一緒にゲームをしていて、
楽しそうに笑い声をあげている。
ヒロがそっとうりの肩に手を置く姿もあった。
私はその光景を見ながら、
心が少しずつ温かくなるのを感じた。
死の影はまだ消えていない。
傷も残っている。
でも、小さな光は確かに存在する
――それが希望の形なのだと思った。
昼休み、るなが静かに言った。
えとも続ける。
私は深く頷いた。
怖くても、
傷ついても、
それでも生きること。
それが私たちの力であり、
未来への一歩になる。
夕方の教室に差し込む光の中で、
私は小さな決意を固める。
生きることは怖いけれど、
確かに温かく、美しい瞬間もある。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。