第12話

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2026/06/06 12:26 更新











あなた
ねえ、これどこ向かってんの、
jh
ん、分かんない、
あなた
は、行きたいとこあるんじゃないの!?
jh
ない、、
あなた
うっそー、、
jh
ごめんって、ㅎ


大学の周りってあんまり詳しくないけど、、

あなた
じゃあ、私の好きな場所教える、
jh
そんなとこあんの、
あなた
うん、特別ね、着いてきて、


ジフンの手首を掴んで走り出した。


外は少しオレンジに染まっていて、


涼しい風が吹いていた。

















あなた
はやく〜、
jh
どこ、これ……


屋上の立ち入り禁止と書かれた場所。


1年のときから一人で落ち着かない時、


ここに来て空を見上げていた。


誰かに教えるのは、ジフンが初めてだった。

あなた
じゃじゃーん、


この空間で人は来たことなくて、


ある日突然、無意識に柱や床に絵を描いていた。


それを来る度に続けてたら


どんどんカラフルな空間になってて、、

jh
描いたの、
あなた
うん、みたい、、ㅋ


ここが私の居場所だって行っていいくらい、


心が落ち着いて、息ができる。

jh
まだ描いてるんだ、
あなた
うん、一応、


ジフンは柱の絵をみて、そっと手で触れた。

あなた
ここが、私の秘密基地って言うか、












あなた
天気がいい日にね、
大の字に寝転んでぼーっとしてるの。
jh
気持ちいだろうね、
あなた
うん、そう、
あなた
何も上手くいかない人生だから、居場所ってか息できる場所がここなの、


ジフンは私の方を見て一生懸命に話を聞いてくれる。

あなた
嫌なことは忘れるしかない。
あなた
ほらっ、
寝たらすぐ忘れられるタイプでさ、ㅋ









jh
……まだ、息苦しい?
あなた
……少しね、


そのとき私のポケットのスマホがまた振動した。


今度は誰だろうと画面をつけると、


「お父さん」と書いてあった。




朝は出れたはずなのに、


応答のボタンを素直に押せなかった。

jh
……貸して。
あなた
え、


ジフンは私の手から携帯を取って電源を切った。

jh
出たくないんでしょ、


一言も話さなかった気持ちが、


どうしてジフンには分かるんだろう。

あなた
……ごめん、
jh
あなた、俺あなたの隣にいるから、
jh
何でも話して、
話したくない時は泣いてもいい、
あなた
っ、ありがとっ……


私は心がすっかり落ち着いて


また、彼の前で泣いてしまった。












その日は夜まで色んな話をした。


高校生の時の話、友だちの話、絵の話、


私たちが離れていた7年間の色んな話を。

あなた
ありがと、いっぱい聞いてくれて、


帰り道、すっかり暗くなった道を2人で歩いた。


ジフンは私の誕生日なんて、覚えてないし、知らない。

jh
スッキリした?
あなた
うん、実はさ、
あなた
私、今日誕生日なの、
jh
は!?待って、それ本気、、
あなた
本気だよ、ㅋ
jh
なんでもっと早く言わなかったの、
あなた
だって、お喋りに夢中だったじゃん、
jh
いや、それでも、
あなた
いいのいいの、私にとって今日は最高の誕生日になったから、
jh
なんかごめん、
あなた
本当に謝んないで、、ㅋ
jh
……あなた、
あなた
ん?


ジフンは私の前に立ち向き合った。

jh
ハッピーバースデー、
あなた
ふっ、ありがと、ㅋ


22歳の誕生日、その日に祝ってくれたのは


おめでとうと言ってくれたのは


ジフンただひとりだけだった。
















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