第4話

呑気に疑ってる場合じゃねぇ!
260
2026/01/10 14:05 更新






誰だかわからないけど、疑わしきは罰せ。

見敵必殺の精神は大事だと思う。

そう思って私は手のひらを向けて、呟いた。

あなた
、、、ちゅd
綾部喜八郎
馬鹿馬鹿馬鹿、馬鹿天女!!何しようとしてるんですか!

バタバタと顔の前で手を振られ、どーんを言い損なった。

ちゅどーんはちゅ部分よりどーんの部分がだいじだと思うんですが。

あなた
えっ今の私に罵倒される要素あった???
喜八郎!
あなた
、、、ん?昨日聞いた声、、、な気が

昨日綾部君に天女の来訪を知らせた声と同じ声だ。

綾部喜八郎
僕の同級生です。軽率に爆発させないでください。本当に後先考えませんね。猪ですか?
あなた
ねえ辛辣
6年の先輩方はもう駄目だ、、、

苦しげな顔で綾部君の同級生君が言葉を絞り出す。

今回の天女は妖術の理解が早かった、、、誘惑も過度で、まるで、、、
綾部喜八郎
無理に話さないでいいよ、今回は、、、

顔をことさらに青くした同級生君の背をさすり、ちら、と綾部君が私を見た。

綾部喜八郎
、、、知り合いがちゅどーんってしてくれるらしいから
、、、?

当然ながら、というべきか、同級生君に私の姿は見えていない様子で、青い顔のまま首を傾げている。

綾部喜八郎
とにかく、滝が心を削る必要はない。僕らは下級生をどうにかしてあれから離す、、、いつも通り、頑張ろう
平滝夜叉丸
、、、ああ

同級生君、、、平君に心配をかけないようにか私の方から視線をそらし、綾部君は踏鍬を握りしめた。

そして私の方を見ず、それでいて私に言う。

綾部喜八郎
、、、どうにかしてくれるんですよね
あなた
この爆破の匠に任せなさい!!なんということでしょう、汚い長屋が匠の手によって〜って実際にやってみせたげるから!!

ぐっと拳を握り込み、胸を張れば綾部君は少し安心したような顔をして、平君の手を引いた。

綾部喜八郎
行こう、滝。、、、また、後で

静かな声で囁かれた声に「任せなさい」と親指を立て、私は大きく背を伸ばした。

あなた
サクッとちゅどーんってなってもらわなきゃ、、、綾部君傷つけた罪は重いぞ〜!

あははと笑い、片腕を空へ突き上げた私は、長屋の方へ帰っていく綾部君と平くんとは逆の、いつぞや私が閉じ込められた“天女様の庵”へ向かった。








↓ルートが変わるよ!

アンケート

❓️
💥
86%
14%
投票数: 102票

プリ小説オーディオドラマ