⚠ fwさんキレます
解釈不一致かも
学校にて
午前九時ごろ。
虹三高校では、既に授業が始まっていた。
高校二年生の刀也が、国語の授業を受けている間、叶、葛葉と湊は__
体育でバスケをしていた。
ジャージを腰に巻いてドリブルをしている湊、
ジャージの前を少しだけ開け、葛葉からもらったタオルで汗を拭いている叶、
ジャージを口のあたりから着てコートの端で突っ立っている葛葉。
クラスメイトの問いかけに対し、葛葉はふるふると首を振る。
昼休み
よし、今日も平穏な日だ__
そう思った矢先、学年主任の先生に呼ばれた。
なんだろう、進路の話か?
そう思ったが、職員室に入るなり、そんな考えは消えた。
だって、そこにいたのは、離婚したはずの__
彼女と話していたのは晴だった。
彼の目は死んでおり、笑ってもいない。
でも、多分あの人は気付いていない。
__だって、
晴には愛情なんて注いでなかったから。
彼女が僕に気づくと、すぐに抱きしめに来た。
けど、僕はその手を振り払い、彼女に触られないようにと、後ろへ下がった。
ヒステリックに叫ぶ彼女
教師たちが宥めるが、彼女は反抗していて、収まる気配がない。
叶くんが僕の前に出て、葛葉と湊が僕の横に来る。
彼女がそういったところで、湊が平手打ちを食らわせた。
低い声で、圧をかける。
彼女はそう言うと、そそくさと職員室から去った。
そう、吐き捨てるように言った。
眉をひそめ、髪の間から見える切れ長の目が不機嫌そうだ。
晴のデスクにゆっくりと近づいたあと、パソコンを触っていた手を掴む。
晴の額からは汗が垂れており、「終わった」
とでも言うように、青ざめている。
「じゃあいい、帰っていいぞ。」
「甲斐田先生、午後授業ないからどうぞ〜」
「甲斐田先生が彼らの兄弟とはね〜」
「今夜の酒の肴になりそうだ」
なんて言う先生達の声も、彼は聞こえていなかった。

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!