ソルテ視点
私はメリア様の部屋の扉を叩き
「失礼します、第8専属神、ソルテ・ピュアデーモンです。
お時間宜しいでしょうか、
第1専属神、メリア・メルトリア様。」
と言う。
メリア様に「入りなさい。」と言われ、私はメリア様の部屋に入った
メリア様は仕事の資料…恐らく琴歌ちゃんが持ってきた資料と
帝国の法律?の資料を見比べている。
「何の用ですか?ソルテ。」
メリア様は仕事の顔で私を見る
「……少々プライベートのお話になるのですが、良いでしょうか。」
しばらく無言が続く。
「いいわよ、お話しましょう。」
メリア様……イヤ、メリアちゃんはいつもの柔らかい笑顔で返事をした。
そして私は、メリアちゃんの部屋の布団に連れて行かれたのであった。
「それで?!何の話をするの?!
ご主人の話?!!ご主人の話ですね!!!」
「そうね、パト様についての話ではあるわ。」
「ご主人の?
………とりあえず話して頂戴。」
私はちょっと悩んだが、口を開いた。
「………あのね、またパト様が要望と言うか、多分願望なのだけど、ほぼ専属侍女の子が欲しいらしいの。」
メリアちゃんは「良いじゃないですか、条件は?」と聞いてくる。
「……驚かないでくださいよ、、。」
私はパト様が言った願望をメリアちゃんに言った
するとメリアちゃんは顔を青くし、私から目を逸らす。
「やっぱり………この条件だと、そうですよね?」
「うん…うん…そう、だね、、、うん…………。」
メリア様は「ありがとう、もうその話は良いよ。」と言った
まあ、その後ちょっとだけパト様のお話を聞いて、
私は業務に戻った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。