第10話

【二代大国帝皇会談】
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2023/08/01 00:57
「…………全知さん全知さん、
この人は?」

パトは自分の玉座の前で跪くゴスロリ服を着たロリが誰かをメリアに聞いた

「ご主人が求めていたお方ですね。」

メリアは言った。
何の迷いもなく言った。


「お久しぶりです、パト様……イヤ、
そちらの状態では始めましてですね。」

「久しぶり………?
ごめん、俺君と会ったことあったっけ?」

(前の俺の知り合いか…?)

「と、とりあえず顔を上げてよ、」

と言っているパトの心の中は
(ゴスロリロリに頭下げさせれないんだけど、何?!俺を罪悪感で潰す気か?!)
と思っていたことを月花は知っている。


「そうですね。」

ロリ…改めレシはパトの顔を見つめる

「ほう、【翠】と【漆】の叡天眼ソピラノスアイか、
珍しい組み合わせだな。」

とパトの横に居たネルが呟く

「えっと、、その、君は?」

「それでは改めて自己紹介を。」

レシはヴェルトアルベロの皇女としての顔をし、
パトを見つめる

「私は界樹皇国【ヴェルトアルベロ】の皇女で
以前のパト様の教師を務めており、メリアの師匠でもあり、そして神聖エルフ族姫君、
ソフィア・ターフェアイトの親戚の
【レシ・ミュスティカァ・ヴェルト】と
申します。以後お見知りおきを。」

(え?!皇女?!絶対大物じゃんか?!)

「焦らなくていいですよご主人、
ご主人も十分大物ですから。」

メリアはニッコリと満面の笑みで言った

「因みに師匠の序列は神王序列1位です。」

「いちッ?!
このロリが?!?!」

レシは【ロリ】と言う単語に反応した

「失礼ですよ、パト様。
私はコレでも25、能力で姿を変えているだけ。
本来はナイスバディ、ボン・キュッ・ボンってヤツですよ。
あとこの姿ならロリを愛でてもセーフなので。」

「うん、その発言で十分アウトだよ?!?!」

パトはすかさずツッコミをいれた

「師匠は重度のロリコン戦争狂変人ですから、まあ、仕方がないですね。」

と言うメリアの発言にソルテが
【その噂本当だったんだ?!?!】
と言おうとしたが、
本人を目の前にして言う訳にもいかないので
心の中で留めておくことにした

「というか姿形を変えられるって、
どういう能力なの……?」

「お、そこ聞いちゃいます?」
レシは【待ってました!】と言わんばかりの顔をする

「私の能力は【変支配】【異未支配】
【全自動全知全能支配】の3つで、特性が
【皇の遊戯】【万能の至宝】【知識の宝物庫】の3つです。」

パトが「何それ?!聞いただけでも絶対にチートって解るヤツばかりじゃん?!」
と驚く

「性能はそこそこですね。
【変支配】は改変支配や変異支配の頂点ってだけで何ら変わりはありませんし、
【異未支配】も異質と未知を支配するだけでソフィアの【異質異能支配】には劣ります。
【全自動全知全能支配】は全自動で何でもしてくれる分オーラの消費量が早いですし、
そのオーラの消費量を【皇の遊戯】の【法則の改竄・改変】と【万能の至宝】の
【万能支配・オーラ無限生成・無限支配】でどうにか補ってる状態です。
まぁその【皇の遊戯】もその法則の本質について理解していないと意味がないんですがね。
それに【知識の宝物庫】は【全自動全知全能支配】があるおかげで意味が無いんですよ。
利便性も何もかもありませんね。」

「何それ…???」

パトは今の説明で頭がパンクし、
煙が立ち昇っていた。

「と、言うわけでパト様、コレからも私やヴェルトアルベロをよろしく頼みます。」

「ほぁあ〜………???」






































この出来事が後に【二代大国帝皇会談】としてエウレカ帝国の有名な逸話、歴史として語られる用になったのである。

by.四季瑠花

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