クラーケン討伐が成功し、
その夜、宴の場で新たなチームが結成された。
その翌日、48のメンバーはおあずけになっていた
城下町案内へと繰り出していた。
タローに続いて走り出すゔぁリザ
その後にゑむ氏、あみかが続き
最後に音羽、enn、こたつが続く
-市場-
その目をキラッキラさせて
市場に出ている露店を片っ端から見ていくわかゔぁとアマリザ。
🔫パンッ
コツッ…ポテッ
🔫パンッ
🔫パンッ
🔫パンッ
🔫パンッ
コンッ…クラクラ…ポテッ
店主が言うには
たまたま古本屋で見つけた本で、
表紙のデザインに惹かれて購入したは良いが
中身が問題だったのだと言う。
3人の視線が一斉に店の店主へと向く。
目が合った瞬間、店主は頭を掻きながら目線を逸らす。
その後、頭を下げて謝罪した。
そして、せめてものお詫びにと、
世界中の人達が己の力を試す為に訪れるとされる、北東に位置するモノマキアという街があると言う事。
そして、そのモノマキアで開催される武闘会のチケットをメンバー分、8枚をアマリザに渡した。
ーー
あみか、ゑむ氏は雑貨が並ぶ店へと足を運んでいた
ある物を見つけたゑむ氏とあみかは
その商品を手にお互いの顔を見ながらクスクスと笑いあった
ーー
両手いっぱいに買い物をしたこたつの視線の先には
ennの買った荷物を両腕いっぱいに引っ掛けた音羽がいた。
スキップ混じりにお目当ての店目掛けて一直線に進むennを音羽は急いで追いかけ、その後にこたつも続く
その後もいくつもの店を転々とし、買い物を楽しんだenn。
その後ろには明らかに疲れている音羽とこたつの姿があった
ennが坂の下にあるカフェを指さす
坂の下にあるそのカフェに向かう途中、
前方にある路地から子供が飛び出してきた。
何やらその子供は何かを追いかけている様で、
こちらに向かって坂を駆け上がって来る。
ennが突如、驚きの声をあげる。
子供が追いかけていた白い生き物が突然、飛び上がって来たのだ。
その生き物は身長が低めのennの頭の上を通過、
そしてその先にいたこたつは
持ち前の動体視力と反射神経でその飛んできた生き物を避ける、と言うよりは反射的に身体が動いた、
するとその生き物は真っ直ぐに
そのまた後ろにいた音羽の顔面に見事、クリティカルヒットした。本当にものの見事に。
その反動で後ろに倒れる音羽。
この時にennの荷物を潰さない様に倒れたのは流石と言うべきか…
急いで音羽に駆け寄るこたつとenn
自分の顔面にベタりと張り付いている生き物を指で摘み、剥がしながら起き上がる
白い生き物は音羽の手を抜け出すとそのまま逃げるように服の袖に入って行く
ennはその場でしゃがみ、子供の目線に合わせると
怖がらせないように優しい声で聞いた
もう1人の帽子を被った少年が軽く肩を叩くと、渋々、といった様子で話し始めた。
理由は至って純粋なもので、
周りの友達は皆ペットを飼っていてそれが羨ましかったのだと言う。
兄弟もいないので遊び相手が欲しかったらしい。
嵐の様に去っていく子供達を見ながら唖然とするこたつとenn
先程の白い生き物が袖口から顔を出し腕を伝い、不貞腐れる音羽の頬に自分の顔を擦り合わせる
ーーー
こうして、束の間の休みを城下町で過ごした48は、日が沈む頃、ギルドへと戻った。
そうして、その夜、ギルドの受付嬢の
あーてぃんにより招集がかかる
突如大声をあげたあみかに視線が一気に集まる
ゑむ氏が袋から取り出したのは、8つのバングルだった。
そのバングルはそれぞれ異なる色、形ではあるがそれでいて、どこか統一感がある物だった
それぞれゑむ氏からバングルを受け取り、腕に付け始めた
ーーそして、夜が明けた

























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。