side瑠衣 大広間
透珀は深呼吸をして、オレをまっすぐ見つめた。
透珀が言うには、天使から加護をもらった女神が国民の前で舞うことらしい。
これは第一王子に婚約者ができたら恒例にすることらしく、天使にも、もちろん王族にも語り継がれているらしい。
すっ…
透珀が手をだし目を閉じた。
その上に向いた手のひらから、生きているように水が噴き出た。
そして小指…薬指と流れるように指を折って、そして親指と人差し指が重なった瞬間…
思い切り振りかぶり、思い切り上に上げたと思ったら、勢いよく下へ向けた。
水が形を成す、…その姿は…
透珀の手には、繊細に作られた扇が持たれていた。
和風でありながら、不思議なオーラは放ち輝いている。
透珀が差し出してきた…真っ白な手を握る。
すごく冷たくて…人じゃないことを改めて知らしめられる。
透珀の手をぎゅっ、と握って深呼吸。
いつもよりパワーを感じる。
なんだかうまく行っているみたいだ。
力を出し切ったオレが自信満々に透珀を見つめると、彼女は嬉しそうに微笑んできた。
透珀は扇にふっ、と息を吹きかける。
するとみるみるうちに結晶のように凍りつく。
そしてぱきっ、とヒビが入って…欠片が地面にぽろぽろ落ちた。
透珀は満足そうに扇を見つめる。
銀でできたその扇は、キラキラと光を反射して彼女の顔を映し出す。
模様は波がイメージされているようだが…どこか自由でのびのびしている。
黄色やオレンジなど明るい色も混ざり、瑠衣をイメージさせるにも十分の代物だ。
この雰囲気の中、右手の付き人の千トが声を上げた。
その大切そうなぬいぐるみを改めて抱きしめると、再び口を開く。

半分以上が特別編ということで…
今日なんとか更新しようかな…、
今の私が過去の私の文才に耐えられず、手を加える可能性は99.999%です((
そしてR解除してもらえました😭😭
運営様ありがとうございます…🥹
解決方を教えてくれた心優しい方ありがとうございました…!💞
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。