第5話

2
451
2022/09/05 14:57
???2
新ちゃん今どこにいるのかしら
???1
連絡してみては?
???2
そうね


車から降り、連れてこられた矢先は
豪華な住宅地だった
この人達の家なのかな?
にしても、ここらにしては大きい家だ




???2
新ちゃん今、事件に巻き
込まれているみたいよ
???1
今日も見事な推理を
見せてくれるんだろう


…え?事件…?



なぜか軽々そうだけど

割と物騒だ



事件に慣れているのか…?





???2
事件が解決しだい、
来てくれるって
???1
じゃあその時まで、
お茶でもしてよっか


この人達は一体なんなんだろうか



事件に推理

もしかして、この人達が会いたがってた



"新ちゃん"って人は…





???2
ねぇぼく〜?
スコッチ(諸伏 景光)
…は、はいっ
???2
家に入りましょ〜
スコッチ(諸伏 景光)
わ、分かりました


結局、この人達の目的は不明なままだが

幼児化した以上、俺の力では何も出来ない



とりあえずこの人達について行くことにした


















家に案内され、ソファに座る

しばらくして
女性の方が茶菓子を用意してくれた



クッキーをパクリと食べてみると
外国産かな?そんな風味がした

スコッチ(諸伏 景光)
うまい...!

???2
でしょでしょ〜♪

???2
たっくさん食べるのよ♪
スコッチ(諸伏 景光)
はい!


こんなにも美味しい菓子は滅多にない
ゼロに食べさせたら
絶対好んでくれる




またしばらくして男性の方が尋ねてきた

???1
君、単刀直入に聞くけどー
???1
"黒ずくめの組織"と何らかの
関係がある、のかね?



俺はクッキーを持っている手が止まり
硬直してしまった





まさか一般人から
"黒ずくめの組織"という単語が出てくるとは
思わなかった



???1
言いたくなければ
言わなくても平気だけど
???1
ただ1つこちらから
言えるとするなら...

???2
私らは味方ってことよ〜♪

???1
あー!最後決めたかったのに
???2
いいじゃない♪






味方


それはまるで、事の全てを知っているかのような
そんな言葉であり
どこか安心できるような
言葉でもあった




???3
ただいまー


???2
あら新ちゃん!おかえり〜♪




ついに新ちゃん...と呼ばれる人物が来た


その人の声がする方向に目線をやると



???3
なに母さん、話があるって





そこに立っていたのは





眼鏡をかけた、今の俺ぐらいの



男の子だった








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