第68話

当時を知る者
8
2026/04/01 12:00 更新
藍サイド

結界の核は赤く妖しく輝く。

これが、緋花の…。
神楽巴
神楽巴
…ねぇ、今から何も聞かずに聞いて頂戴
緋花
緋花
え?
藍
…なんだ?
神楽巴
神楽巴
さっきの契約書は結界の中心に関してよ
藍
…!
なぜそれを…?
神楽巴
神楽巴
当時、火守の管理していた結界は限界だった
神楽巴
神楽巴
だから、自らを生贄とする方法で結界を延命したの
緋花
緋花
緋花の息を呑んだ音が聞こえる。
神楽巴
神楽巴
でもそうなると管理者がいなくなる
神楽巴
神楽巴
そこで火守は託したのよ、守護隊に
藍
…それで契約…か
神楽巴
神楽巴
ええ
緋花
緋花
管理って、具体的には?
神楽巴
神楽巴
…核を守る、もっというと…













神楽巴
神楽巴
誰にも核に触れさせない
緋花
緋花
!…それって
藍
…私たちはこれを火守の社まで運ばなくてはいけない
神楽巴
神楽巴
そうね、だから私ができるのはここまでよ
神楽巴
神楽巴
あとは好きにしなさい
そう言って、神楽は踵を返す。
藍
最後にいいか?
神楽巴
神楽巴
何も言わないが、神楽の足が止まった。
藍
なぜ、当時を知っている?
神楽巴
神楽巴
…最初に言ったでしょ?何も聞かずにって
神楽がくるりとこちらを向いた。

いつになく眼光が鋭い。
神楽巴
神楽巴
あなたから見て、私は信用できないのでしょう?
藍
緋花
緋花
藍…
神楽巴
神楽巴
でも…



神楽巴
神楽巴
私はあなたを信用してるわ
藍
!…
神楽巴
神楽巴
…頑張って、それと…









神楽巴
神楽巴
……、をお願いね
最後に呟いたそれだけは、誰の耳にも届かなかった。
月葵(主)
月葵(主)
♡、コメントくださると励みになります!
月葵(主)
月葵(主)
またあま!

プリ小説オーディオドラマ