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第59話

火守の社
5
2026/03/20 12:00 更新
NOサイド
旧火守の社に向かって歩く。

前回は守護隊に追われてビクビク通った道。

今日は堂々と歩ける。

…ほんとによかった。
前に一度通ったからか、

迷わずにまっすぐと向かった。
緋花
緋花
ここだね
藍
結構近かったんだな
緋花
緋花
うん
すでに廃れた火守の神社。

微かにする火守の気配を緋花は感じた。
緋花
緋花
じゃ、行こうか
境内は歩けないほどではないが、雑草で溢れかえり

誰も手を入れていないことがわかる。

前はもっと大きかったらしいのだが、

騒動の影響で本殿しか残っていないようだ。
藍
…緋花はここに住んでいたのか?
緋花
緋花
うん、そーだよ
緋花
緋花
でもあんまり覚えてないや
緋花は石畳を踏み締めた。
割れたコンクリートが音を鳴らす。
簡素的な木の階段を3段ほど上ると、

そこには隅の方に追いやられた家具がある以外は特に何もない、

広い空間があった。
藍
……ここか?
緋花
緋花
多分ね
緋花は符を展開して安全確認をする。

藍も周囲を警戒していた。
緋花
緋花
……大丈夫みたい
藍
そうか
その一言で二人は中に入る。
緋花
緋花
とりあえず手分けしよ
緋花
緋花
私あの辺探すね
藍
じゃ、私は向こう行ってみる
緋花は家具のほう、藍は奥の部屋へ。
緋花サイド
藍と別れて捜索を始めてから数十分。

家具は箪笥や、机に椅子、その上には墨がこぼれたあと。

一応一通り家具の周辺の床や天井、壁は調べ終わった。


あと残るは…。
緋花
緋花
……これかぁ…
箪笥である。

何か中にたくさん入っているのだろうか、重くて動かせなかった。
意を決して引き出しを出すと、埃が舞う。
緋花
緋花
うぇ…
パッと見て入っているのは着物、着物、着物。
緋花
緋花
ただでさえ埃っぽいのに…
ぶつぶつと文句を言いながらも、一着一着を外に出していく。
緋花
緋花
……ん?
古い冊子のようなものが一冊。










緋花
緋花
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月葵(主)
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